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ライフネット生命の出口治明の人物像と起業秘話

以前、ライフネット生命の創業者である、出口治明(現会長)さんと直接お話をさせていただく機会がありました。

この記事では、私が見聞きした出口会長のエピソードと起業秘話等についてご紹介します。

 

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出口治明という人物

私が出口氏に対して感じた第一印象は、「物静かな人」というものでした。

お話の際の様子は、どこか息の抜けたような声で静かにゆっくりと語られる特徴があります。

それでいて、チャレンジングな一面も垣間見せてくれる、不思議な魅力のある人でした。

 

手元には数冊の本を携えておられ、「本の虫なので、本が無いと死んでしまう」と冗談めかして笑われた様子も印象的でした。

実は、今までに読んだ本の冊数で図書館ができてしまうくらいの読書家です。

 

とても論理的な思考をなさっていることが伝わってくる人で、著書の中にも「思考力」について書かれたものが多く見受けられます。

 

起業エピソード

生命保険の営業時代に、保険会社の商品の仕組みを知り、「こうやればもっと安くできるのに」と思ったのが、そのままライフネット生命のビジネスコンセプトになっているそうです。

 

無駄な人件費を削ぎ落とし、ネットで加入できるようにすることで、保険料を安くすることを実現したわけです。

 

特記すべきは、出口氏が起業した年齢です。

60歳を超えてからの起業をされており、この辺りにも常識に囚われない思考力を感じます。

 

出口氏から直接に聞いた話ですが、「体力やレスポンス面のハンデについては、若い人と組めばいいと思いました」と仰っていました。

実際に、ハーバードビジネススクールに留学経験を持つ、岩瀬大輔さんと組んで起業しています。

 

普通の60代の男性なら、「もう年だから無理だ」と考えてしまうものですよね。

足りないものは補う方法を考える」という柔軟な思考力に、60代とは思えない若々しさを感じました。

 

思考力の違い

出口氏が発する言葉からは、一般の人にはない不思議な視点があることに気付かされます。

シンプルに思考しているという表現だけでは足りない、独特の視点です。

 

頭の良い人というのは、物事を難しく考えず、シンプルにしようとします。

しかし、単にシンプルにするだけでは、誰かが困る事になったり、何か都合の悪い部分が出てくるものです。

 

日本の消費税増税のポイント還元が良い例だと思います。

消費税は増税したいけれど、景気は悪くしたくないという矛盾がありますから、とてもシンプルにはいきません。

だったら1%だけ増税すると言われる方が、よほど分り易いでしょう。

 

出口氏の思考力は、このような問題に対して、その幅広い見聞と知識を取り入れた上で、シンプル化をした視点を持っていると感じます。

出口氏なら、きっと「増税しなくても軍事費を抑えれば済むことだ」等と考えるでしょう。

 

まとめ

賢者の思考力とは、単にシンプルにするだけではなく、そこに何か独自の視点が加えられています。

そして、チャレンジをするタイミングについても、とても合理的で的確なのだと思います。

 

あれだけの会社のトップでありながら、高級車にも乗らず、「電車が一番早いですから」と言いのけます。

飄々としていて、実は思慮深い、まるで仙人のような人でした。

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