e-taxでの確定申告をする際、カードリーダーを使って送信する方式があります。
この時、「メンテナンス作業中」といったエラーが出現することがあります。
WEB申請ですから、基本的には24時間対応かと思いきや、意外な落とし穴がありました。
この記事では、メンテナンス作業の表示が出る理由と、e-taxによる確定申告時が上手くいかない時の対処法などをご紹介します。
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メンテナンス作業とは
国税庁のHPに行くと、e-taxについての作業予定等が公開されています。
この中にメンテナンスの記載があれば、実際にメンテナンス等が行われているという事になりますが、HPを見ても特に予定が記載されていない事があります。
実は、e-taxの稼働時間は、休祝日や特定の土曜日についてだけ午前8時30分からの稼働となっています。
ですから、送信時にエラーが出ている人は、休みの日の朝などに作業しているケースが多いのです。
24時間稼働していると思いきや、朝は毎週のようにメンテナンス中の表示がされてしまう「お休み」の時間帯があることを覚えておきましょう。
ログイン方式は2種類ある
e-taxの制度は、始まったばかりですので、設定や手続きに戸惑う人も多いと思います。
実は、e-taxを通じた申告には、2つの認証ルートがあります。
1つは、税務署に届け出をして、e-taxでの認証番号を交付してもらう方法です。
もう1つは、カードリーダーやスマホを使ってマイナンバーカードの電子認証を使用する方法です。
2つの方法のうち、乗り越える壁が多いのは、マイナンバーカードの方です。
ダウンロードや設定等があるので、少し戸惑う要素が増えます。
一部のスマホ機種では、カードリーダーの代用ができるようになった為、これを使用する際の手順でつまずく人もいるのではないでしょうか。
スマホを使ってマイナンバーカードをの読み込みする方法については、以下の記事を参考にしてください。
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e-taxでスマホをカードリーダーに使う際の設定方法
マイナンバーカードを作成し、e-taxでの確定申告をしようと考える人は、カードリーダーの準備がネックになる事もあると思います。 2019年以降は、市販のカードリーダーの代わりに特定機種のスマホをカード ...
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e-taxの送信
e-taxの送信には複数の方法がある為、どれを選んだら良いのか迷うところです。
白色申告の場合、e-taxの公式サイトから申請書を作成し、そのまま送信する方法が最もシンプルで簡単だと思います。
e-taxソフトというツールをダウンロードして作成する方法もありますが、こちらはデザイン等が非常に悪いので、誰も使いたいとは思えないものです。
青色申告の場合、「弥生のクラウド確定申告ソフト」等のクラウド会計ソフトで作成したデータを利用してe-tax申請するのがメジャーな方法になると思います。
まずは、無料で利用できるプランで使い勝手を試してみましょう。
開業届や青色申告の申請書も自動的に作成してくれる機能もあります。
事業での取引専用の口座があれば、登録をすることで自動的に帳簿が作成される等、かなり便利です。
まとめ
e-taxをスムーズに利用するためには、事前にマイナンバーカードに電子認証機能を付けておく必要があります。
また、読み込み対応のあるスマホを持っていると、カードリーダーも要りません。
ログイン方法には少し慣れが必要な面もありますが、一度も税務署に足を運ばずに確定申告が完了するのは嬉しいメリットですよね。
また、添付書類もかなり省略することができます。
私は、今年からe-taxでの確定申告を行いましたが、かなり便利なものだと感じます。
最初は準備にかなり時間がかかると思いますが、一度やり方を覚えてしまえば、翌年度からはかなり簡単に確定申告を完了できると思います。
来年度は、1時間以内の申告を目指したいと思います!