合併によって新たに誕生する事となった「関西みらい銀行」について、合併後の変更事項等についてまとめておきます。
銀行コードや証券コード等の他、システム移行に伴うスケジュール等、一通り確認できるようになっています。
合併情報
2019年4月1日より、関西アーバン銀行と近畿大阪銀行が合併し、関西みらい銀行となります。
英文名称は、「Kansai MiraiBank ,Limited」です。
合併時には、それぞれのシステムを別々で運営するスタートとなりますが、同年10月15日に近畿大阪銀行のシステムに統合される予定です。
この為、システム統合が完了する(10月)までは、合併前の取引銀行の店舗しか利用できません。
4月以降、看板は全て関西みらい銀行に変わってしまうので、見た目にはとてもわかりずらい状況になります。
関西みらい銀行の対応としては、識別マークの貼付による対応を発表しています。
合併日以降は、店舗の入り口やATMに以下のような識別マークを表示し、どちらの銀行のサービスが受けられるかを案内する方針です。
営業時間等に変更はありませんが、「お客様紹介センター」の連絡先は、旧銀行ごとに分けられています。
以下、問い合わせ番号になります。
関西アーバン銀行を利用していた人は、0120-182-111
近畿大阪銀行を利用していた人は、0120-071-888
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銀行コードと証券コード
合併後の銀行コードは、近畿大阪銀行のコード(0159)が継続利用されます。
口座番号については、どちらの銀行だった場合でも合併前のままでの利用となります。
合併によって店舗が重複するケースについては、店舗番号が変更になっていることがあります。
証券コードについては、関西みらい銀行フィナンシャルグループ(7321)に統合されています。
りそな銀行の連結子会社として、関西地域での事業規模拡大を目指していくようです。
振込み指定口座の注意
年金の受取や、給与振込口座として合併前の金融機関を利用していた場合は、関西みらい銀行への振込みになるように手続きをする必要があります。
合併後に、旧銀行の名称や、銀行コードを使用して振り込みが行われた場合、2019年6月28日までは、関西みらい銀行への振込みとして読み替えが自動的に行われます。
但し、ネットバンキングの場合、システム変更に遅れが生じる可能性があり、振り込みができないことがあるようです。
また、新元号対応に伴うシステム障害等も発生する可能性が考えられますので、合併直後の振込みについては、窓口のある支店で行うのが最も安心な方法となります。
また、システム統合が完了する(10月)までは、手数料が異なる場合がありますので、事前に確認しておくと良いと思います。
三井住友銀行宛の振込みについては、これまで本店扱いで行うことができましたが、合併後は他行扱いとなります。
ローン・融資については何も変更する必要はなく、金利等も契約時の条件で継続されます。
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キャッシュカード
通帳やキャッシュカードは、合併前のものを使うことができますが、10月までに新しいものに交換すると良いでしょう。
旧銀行の通帳とキャッシュカードについては、旧銀行の支店だった場所(識別マークのある支店)でのみ使用できますが、システム統合の都合で一時的に使用できない場合もあるかもしれません。
なるべく、関西みらい銀行のものへ交換しておくのが得策です。
ファームバンキングサービス
EBソフト等に登録されている口座については、2019年4月1日以降も関西アーバン銀行の金融機関コード(0554)のままにしておくよう、注意喚起がされています。
変更すると、不具合が生じる可能性があります。
まとめ
重要なのは、早めに関西みらい銀行の通帳・キャッシュカードに交換することと、システム統合に伴って不便が生じる部分等を把握しておくことです。
識別マークのある支店等を覚えておけば、それほど困ることもないと思います。
思わぬシステム障害が発生する可能性もありますので、なるべく前後の振込み等を避けるようにするのも有効策だと思います。