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日本株の暴落気配と先行き展望

2019年5月、令和時代の相場が始まりました。

しかし、相場にはお祝いムードは一切感じられず、貿易戦争の悪化を織り込む展開が続いています。

このような時、反転の兆しや、更なる暴落の有無を考えてしまうのが投資家の常ですよね。

そこで、今後に起こりそうなイベントと、それに伴う株価の動きを考えてみたいと思います。



 

米中貿易戦争の行方

今後も関税が引き上げられ、双方の貿易が減少したとします。

すると、一時的な駆け込み需要を過ぎれば、アメリカ国内で中国製品が流通する量が減ります。

 

アメリカ国内の商品価格は上昇し、インフレであることを示す指数が出てくる可能性が高くなります。

インフレになれば、FRB(米連邦準備制度理事会)は利上げを検討します。

しかし、これは企業や消費者の負担増となるので嫌気される可能性が高いですよね。

喜ぶのは銀行等の金融系企業くらいです。

 

結果を想像すると、アメリカにも決して良い事ばかりではないわけです。

それでも一歩も引かないのは、初めから合意する気がないからかもしれません。

つまり、元々の目的が公平な貿易維持ではなく、中国の発展そのものを阻害することがトランプ大統領の決断なのだという見方です。

 

イベントは悪材料ばかり

北朝鮮やイラクの他、アメリカとの軍事的な緊張を生ずる可能性のある国は、今後も存在し続けます。

EU離脱やヨーロッパの景気についても、あまり明るい兆しはありません。

 

貿易戦争が急転して合意に至り、ポジティブサプライズとなる可能性もゼロではありませんが、相当難しいと思います。

アメリカの中国に対する要求は本当に一方的な内容で、中国が到底承諾できるものではなかったようです。

 

中国にとってのメリットが一つもないような合意をしても、結局は合意を破棄することになるので、中国は関税の報復措置で対抗する道を選ぶしかなかったのだと思います。

このような状況を考えると、おそらく第4弾も発動されるのではないでしょうか。

というか、トランプ氏は、初めからそのつもりなのではないかと思うのです。

 

もしも、関税引き上げの第4弾が発動すると報じられた時には、今回よりも大きなショックになるかもしれません。

 

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消費税増税

それに加え、日本では消費税が増税される予定です。

これが中止されれば、株式市場はポジティブに反応しそうですが、基本的にはそのまま増税を決める可能性が高いですよね。

そうなれば、日銀金融緩和に注目が集まり、また銀行株等にはネガティブな材料が出てきそうです。

マーケットが事前に延期を織り込みにいく展開が起これば、増税実行のタイミングで再びショック安が起こってしまいそうです。

このような事前の動きにも注意が必要だと思います。

 

ブレグジット問題

10月末には、ブレグジットの期限が到来します。

メイ首相が、再び国民投票をする動きを見せる等、まだまだ混迷が続いています。

EUとの交渉もダメ、2回目の国民投票もダメ、ということになれば、いよいよ辞任です。

ハードブレグジットも十分にあり得るので、今年の秋は油断できません。

 

プラス要因と転機

プラスに働きそうなものには、GWと令和キャンペーンでの業績良化や、オリンピック需要による業績プラス等があります。

しかし、一部の業種に限る話ですし、株価を大幅に押し上げる要因には役不足ですよね。

 

では、経済指標等で世界景気減速が実際に確認される度に株価は下落していくのでしょうか。

不思議なことに、そうはいかないのが株の面白いところでもあります。

 

皆が怖くて買えないような状況になると、どこかの機関投資家達が材料出尽くしと見て買いを継続し始めることもあります。

株式市場では、「何故、上がっているのかわからない」といった事が多々あります。

売り方の利確の場合もあれば、ファンド等の運用期限の都合の場合もあります。

 

ですから、総悲観することはないのかもしれません。

数年単位の大きなトレンドとしては下落基調なのかもしれませんが、短期的には上昇もあるものです。

特に、最近ではAIトレードが増加していますから、一方通行で上昇し続けるという相場が来ることも有り得るでしょう。



企業決算

企業決算については、特需的な業種以外は基本的に業績悪化を織り込むことになりそうですよね。

貿易戦争と消費増税だけでも、企業業績にはマイナス効果しか見当たりません。

長期金利が低下して、金融系企業の業績も思わしくない状況が続きそうです。

イベントは、ことごとくネガティブに見えてしまうのが、今と今後の展望といったところなのではないでしょうか。

 

上昇チャンスは9月?

下落基調の相場で株を買う場合には、相場の一時的な上昇転換を掴んでいくしかありません。

では、そのチャンスが来る可能性が高い時期はいつか。

そう考えた時、一つ可能性を感じる時期が9月~10月頃です。

 

この時期は、大統領選のための活動が本格化します。

トランプ大統領としては、この時期に「自分の政治力で株価を上げた」という結果が欲しいタイミングです。

 

世界に向けてアメリカファーストと言い切る人ですから、それ以前に自分ファーストでもあることが想像できます。

貿易戦争で多少景気が悪くなろうと、自分に都合が良い時期に株が高ければそれでいいと考えているかもしれないと思いませんか?

 

ということは、ポジティブなツイートや結果を出す時期も、トランプ大統領にとって都合の良い時期になる可能性が高いと考えるのが自然なのではないでしょうか。

 

日米での貿易交渉と関税

元々、トランプ氏がアメリカ大統領になったら日本にはマイナス要因が多いというのが前評判でした。

安倍総理との仲良しイメージが定着し、このことが忘れ去られた感があります。

 

そもそも、トランプ大統領が良い顔をするのは、自分の思い通りになる相手であることが多いと思いませんか?

その証拠に、気に入らない人員はすぐに辞任させてしまいますよね。

 

今後、日本との貿易交渉について、アメリカ有利な話を持ちだしてくる可能性は十分にあります。

延期された関税措置については、11月に期限を迎えます。

軍用機や対ミサイル設備等の購入によってご機嫌をとっているようにも見えますが、今後は更なる要求をしてくる可能性があります。

 

11月頃は、大統領選にプラスな時期です。

ですから、アメリカに有利な関税を提示してくる可能性があります。

そうなれば、事前に警戒ムードも漂うでしょう。

 

結局、「日本株だけそれほど上がらない」という、いつもの通りの結果に終わる可能性もあります。

なんとか上昇のきっかけを掴んでほしいところですが、外国人任せの日本市場では、なかなか期待できないというのが実情かもしれません。

 

まとめ

今後のイベントについては、基本的にはネガティブな反応をするものと思って臨むことが大切だと思います。

その上で、株価が好感する動きをしたときには、そのトレンドに乗るか、天井を狙って売るという投資法がベストかもしれませんね。

当分の間は、どちらに動いても良いポジションを心がけていきましょう。

また、トランプ大統領にとって都合の良い時期を考えて投資をするのも一考ですね。

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