2019年5月、令和時代の相場が始まりましたが、相場にはお祝いムードは一切感じられず、貿易戦争の悪化を織り込む展開が続きました。
一時的な上昇はあったものの、2020年にはコロナウイルスによって暴落が起こり、世界恐慌まで心配される事態となっています。
このような時には、反転の兆しや、更なる暴落の有無を考えてしまうのが投資家の常ですよね。
そこで、今後に起こりそうなイベントと、それに伴う株価の動きを考えてみたいと思います。
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米中貿易戦争の行方
コロナショックによってどこかにいってしまった感がありますが、米中の貿易戦争はまだ集結したわけではありません。
今後の注意点としては、ウイルスの出所が何処だったのかという議論が出てくる事です。
今はワクチン開発や、事態の鎮静化に意識が向いていますが、ウイルスの詳細が明らかになってきたときには、新たな危機の火種となる可能性があります。
あまり考えたくないことですが、ウイルスが人工的につくられたものであるとか、誰かが散布したものであるといった話になるかもしれません。
実際、アメリカと中国がウイルスの出所について争う気配があります。
一歩間違えれば、戦争にもなりかねない話だと思いませんか?
最悪の事態にならなかったとしても、貿易戦争に禍根を残すことに繋がる可能性は十分にあります。
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米中貿易協議の進捗状況まとめ
この記事では、2019年6月28日から大阪で開催されたG20サミット後の米中首脳会談後の進捗状況についてまとめています。 米中の貿易協議の方向性が見えるまでを記録していきたいと思いますので、投資判断等 ...
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悪材料は出尽くすか
北朝鮮やイラクの他、アメリカと軍事的な緊張を生ずる可能性のある国は、今後も存在し続けます。
EU離脱やヨーロッパの景気についても、明るい兆しはありません。
唯一、明るい材料があるとすれば、コロナウイルスの新薬が出回り、事態が急速に改善することです。
急落した株価が一気にV字回復するストーリーになれば良いのですが・・・。
現時点では、なかなか想像できない未来です。
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企業決算
企業決算については、特需的な業種以外は基本的に業績悪化を織り込むことになりそうです。
コロナウイルスの影響によって、大半の企業にとってはマイナス成長となるでしょう。
貿易戦争と消費増税だけでも、企業業績にはマイナス効果しか見当たりません。
長期金利が低下して、金融系企業の業績も思わしくない状況が続きそうです。
イベントは、ことごとくネガティブに見えてしまうのが、今と今後の展望といったところなのではないでしょうか。
大統領選
アメリカの大統領選挙の行方も、市場波乱の要因になりそうですよね。
コロナショックによる株価暴落で、トランプ氏の功績は剥げ落ちてしまいました。
不景気入りした状況では、大統領が再当選する確率が下がるそうです。
誰が大統領に選ばれるか、その動向によって相場が荒れる可能性があります。
思わぬ悪材料となる可能性があるので、今後も注意が必要ですね。
まとめ
今後のイベントについては、基本的にはネガティブな反応をするものと思って臨むことが大切だと思います。
その上で、株価が好感する動きをしたときには、天井を狙って売るという投資法がベストかもしれませんね。
当分の間は、どちらに動いても良いポジションを心がけていきましょう。