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人材育成のポイントを理解するための話

人材育成の話は、どこかのコンサルティング会社等のありきたりな宣伝記事ばかりですよね。

人材育成ビジネスとして、手法論ばかりがクローズアップされ、本質的な問題に目を向けられていないと感じることも多いです。

そもそも、人材育成を人任せにする前に、経営者側が根本的な部分を理解しなければ意味がありませんよね。

この記事では、「人を使い、育成する」ということの本質を考え直すきっかけになるようなお話をご紹介したいと思います。

 



本質論での人材育成

自然界に存在する法則は、本質的にすべての事象に通ずる方程式と同じです。

例えば、「人を育てる」のと「植物を育てる」という二つの『育成』にも本質的には同じような原理が働いています。

 

植物を育てる際、日光をあて、水をやり、たまに肥料をあげますよね。

人材の場合も、良い仕事を褒めて光をあて、適度な給料をやり、タイミングよく賞与をあげながら成長させることになります。

 

光をあてるだけで成長を早める個体もあれば、肥料がないと育たないケースもあります。

ここが人材育成のノウハウとなる部分なわけですが、よく観察すれば意外に簡単に解決策が見つかりそうですよね。

 

経営スタイル

植物を育てるのが面倒だと言う人がいるのと同様に、人を育てるのが煩わしいと感じる経営者もいるでしょう。

一生懸命に育てても、ずっと自分の庭で咲き続けるとは限りませんから、あまり手をかけられないという場合もあるはずです。

 

植物を育てる事自体が面倒な人は、造花にすればいいですよね?

たとえ造花でも「綺麗だ」と言う人はいて、むしろ造花の方が良いと言う人だっているでしょう。

 

ビジネスにおいて、この造花に当たるのがAIやWEBを活用したビジネスです。

産業用ロボットもこれに含まれますね。

どれも生身の社員ではなく、人工的につくられた労働マシーンです。

 

ネットビジネスでは、サイト内の文章や写真、記事等が「社員」と同じ役割を果たします。

しかも、24時間休みなく働き続けてくれる優秀な社員です。

初期投資は必要ですが、育てる手間は限定することができますね。

 

人材育成の最大ポイント

AIやロボットの台頭によって、経営者は「人を増やす」という必要性について考え直すことになります。

すると、人材育成の必要性は今までよりも低下するかもしれません。

それでも、人でなければ獲得できない成果というものはあり、引き続き優秀な人材を求める企業がある現実もあります。

 

この場合、雇われた人達の「やる気」が重要です。

もしも、各社員が「給料に関係なくこの仕事に打ち込みたい」と感じていたら、最大限のポテンシャルを発揮してくれるでしょう。

 

逆に、給料や労働環境等に不満を感じている状態では、本来の力を発揮してくれる可能性は低くなることは間違いありません。

つまり、人材育成とは、「いかに人のやる気を誘発するか」という知恵が必要なのです。

 

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モチベーションの理解

目先の餌で人の心を動かしても、なかなか上手くはいかないものですよね。

一時的には効果があっても、いつか破綻してしまうものです。

 

例えば、「ポストが空いたら出世できる」という状況をモチベーションに働く人が、常に全力で頑張れるでしょうか。

 

また、「ボーナスを少し増やすから頑張ってくれ」と頼んでも、その効果は一定期間で消滅する可能性が高いですよね?

 

ですから、本質的な部分に着目する企業は、「本気で社員の気持ちを考える」という行動をとります。

「仕組み」や「待遇」で操作するのではなく、「彼等が本当に楽しく働くにはどうしたらいいか」という視点を持ち始めるわけです。

 

飴と鞭の変化

最近のベンチャー企業には、一見して社員を甘やかし過ぎなのでは?と思うような制度が増えたと思いませんか?

例えば、勤務中にお酒を飲んでも良いとか、昼寝をしても良いといったものです。

 

このような、今までにない緩和策には違和感を持つ人もいると思います。

しかし、緩和した見返り(成果)をしっかりと求めていくバランス感覚があれば成り立つということです。

そのメリットが破綻せずに一定効果をもたらすのであれば、どんなに変な社内制度でも『正解』なのです。

 

人材育成の方法は、法律に反しない限りは「こうしなければいけない」というルールは存在しません。

これは、子育てと同じだと思います。

どんな育て方をしようと、法律に反しなければ、家庭内の教育方針は自由ですよね。

 

ある企業では、「社員はキャストではなく、スター」だと認識し始めているそうです。

つまり、全員が主役級だと認識して育成するという事です。

 

従来の企業スタンスは、社員に対して個々の「優秀さ」(能力)だけを見ていました。

今後、社員の評価は「成長力」や「やる気」へとクローズアップされていくのかもしれません。

 

評価が全てを変える

サラリーマンにとって、自分への評価は給料や出世に直結します。

これまでの社会では、「成果」・「学歴」・「能力」・「人間関係」等が評価に大きく影響していました。

 

もしも、あなたを評価する基準が、「去年の自分との比較」だったらどうでしょうか。

つまり、他人との比較ではなく、「どれだけ成長したか」で評価されるという事です。

 

これなら、かなりストレスが軽減され、「頑張ろう」という気持ちになれるのではないでしょうか。

人材育成とは、何かの手法や手段によってやる気を喚起されるものではなく、会社の評価制度を調整することが重要なのです。

 

今後、AIによる評価制度を導入する企業も増加すると思います。

そこで、最も重要なのは、「AIに何を評価させるか」という設定です。

この設定内容によって、会社は大きく変貌するわけですから、企業は大きな決断として取り組むべきですね。

 

政策と人材育成

働く女性が増え、近年では子育てを人に任せる人が増えています。

言い方は悪いかもしれませんが、自分の子供を他人が育てている状態になっているケースも多いと感じます。

 

母親としての時間よりも労働時間が長い日常では、「子育てをしている」という表現に違和感を覚えずにはいられません。

食事を与え、身の回りの世話をし、言葉を教えるのが託児所のスタッフだとしたら、誰がその子供の母親なのでしょうか。

 

政治家達は、税収の増加と年金資金欲しさに、「子供を増やし、女性が働きやすい環境をつくる」と言います。

 

この状況は、人材育成として見た時にどうなるでしょうか。

仮眠所をつくるからもっと働いてくれ」という会社と変わらなくないですか?

こんな会社を「いい会社だ」と思える人は、破綻の日が見えていない人だと思うのです。

 

まとめ

本質的な解決策で日本を見た時、コスト削減と知恵で借金を減らし、女性が働かなくても良い社会にすることでしょう。

それが本来の姿です。

 

人材育成も、このような本質的な目線で考えなければならないという事です。

一見正しく見えるような方法論でも、長期的に破綻するようでは意味がありません。

経営者達は、自分の会社の方向性を決める最重要課題として取り組むべきテーマなのではないでしょうか。

 

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