楽天モバイルの料金体系に魅力を感じて乗り換えを検討してはいるものの、本当に良いのか判断が付かなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
楽天モバイルの評判については、使い方によってもかなり異なるはずですので、判断が難しいですよね。
その他の格安スマホとの比較においても、楽天モバイルには色々と特記すべきメリットがあります。
楽天モバイルは、比較的にわかりやすい料金体系ではありすが、実際に乗り換えしてみて気付く部分等もありましたので、この記事で詳しくご紹介したいと思います。
この記事を読めば、楽天モバイルへの乗り換えについて、正しい判断ができるようになると思います。
楽天モバイルでの5G事業も間もなく開始されますし、基地局の整備等も進んできましたよね。
間違いなく、今後も乗り換える人が増えていくキャリアだと思いますので、読んでみてください。
ソフトバンクからの乗り換え例
私の場合、ソフトバンクからの乗り換えでした。
どの携帯会社からの乗り換えの場合にも、問題となるのは「解除料(解約料)」ですよね。
ソフトバンクに問い合わせたところ、更新期間前の乗り換えについては、1契約につき10,260円の解除料が発生するとのことでした。(2019年時点)
このように、2年契約の縛りがある契約では解除料がかかるルールになっていたわけです。
楽天モバイルの場合、移行後の利用料金がかなり安いので、解除料を払ってでも乗り換えてしまった方が良い計算になります。
私の場合、2台目の携帯が1円で購入できる『プラス割』というキャンペーンを利用することで、確実に得であることが判明しました。
通話料金について
楽天モバイルは、楽天LINKというアプリを使って電話をかければ、国内通話は無料です。
通話する場所によっては音声が悪くなることもありますが、私はそれほど気にならずに使えています。
正直、電話が途切れると困るような相手や、スマホをつかったWEB会議等には適していません。
私は、このようなシーンでは有料通話回線(アプリを使わない回線)で電話するようにしています。
そもそも基本料金が無いようなものなので、シーンに合わせた使い方をしても数十円~数百円の支払いが発生する程度で済んでいます。
初期費用(事務手数料)
楽天モバイルの月々の基本料金はとても分かり易いですが、初期費用等については少し分かり難いところもあります。
要約すると、契約の際にだけ、回線設定のための事務手数料が発生します。
事務手数料は約3,500円程度で、契約翌月の料金と一緒に請求されます。
どこのキャリアでも発生するものだと思いますので、気にする必要もないかもしれませんが、携帯電話を2台契約した場合には2台分の事務手数料が必要になりますのでご承知おきください。
料金設定等は日々変更される部分がありますので、直前に確認されておくと良いでしょう。
WEBからの申し込みをする場合、事務手数料がかからない方法もあります。(変更される可能性あり)
将来的には、この辺りの初期費用が解消されていく可能性もあると思います。
月々の支払いイメージ
仮に、スーパーホーダイS 1480円(オプション無)で契約した場合、以下のような支払いになります。
契約月:端末料金のみ支払い(一括払いの場合)
翌月:約5千円の支払い(事務手数料と基本料金)
翌々月:1,480円の支払い(基本料金)
以降、割引期間が終わるまで基本料金は同じです。
※2020年1月現在
チャットで質問できる
楽天モバイルのHPには、チャットでオペレーターに質問ができる機能があります。
勿論、無料ですので、契約について分からない事は事前に聞いておくと良いです。
夜は少し混雑するので、待たされることもあります。
なるべく、昼間や深夜に近い時間帯を狙うと良いと思います。
以下、私が聞いた確認事項について、参考までに記載しておきます。
WEBで購入するメリットは?
事務手数料がかからなくなりますし、人に会うことなく全ての作業を自宅で完結できるのがメリットです。
チャット等で不明な点を解消し、オペレーターの購入サポートを受けながら購入すれば、約3500円が節約できるわけです。
店舗での待ち時間や余計な説明等も受けなくて済むので、若い世代にはWEB契約を選ぶ人が増えるでしょう。
お店に行って契約するのは、オジサンやオバサンだけ・・という時代になってきたように思います。
携帯電話は、ネットで買うのが得な時代になったという事ですね。
MNP予約番号について
現行の電話番号を引き継ぐ場合には、他社に乗り換える前に「MNP予約番号」を発行してもらう必要があります。
「MNP予約番号」は、今の電話番号を使うためのチケットだと思えば分かり易いのではないでしょうか。
これは、1社(1台)しか使う事のできなチケットです。
MNP予約番号は、有効期間が15日間なので、契約日が決まった段階で発行依頼しましょう。
通常、MNP予約番号を発行するには、発行手数料(数千円)がかかります。
この発行料は、他社への乗り換え契約が完了した時点で発生しますので、使わないまま失効すればお金はかかりません。
従前の携帯会社でMNP予約番号の発行や解除料等が発生した場合、契約最終月の料金に加算されて請求されます。
今の電話番号を使い続けるためのMNP予約番号の引継ぎ作業には、楽天モバイル側で費用をとられることはありません。
また、MNP番号を引き継がない形で新規契約をする場合には、自分で解約手続きを行う必要があります。
ソフトバンクの場合、店舗に行って携帯電話の解約手続きをしなければなりませんでした。
データ移行はできる?
基本的には、データ移行は契約者が自分で行うことを想定しているようです。
この為、店頭で契約時に移してもらうこともできません。
楽天モバイルでは、データ移行について自宅へ来てくれる有料サービスを展開していますが、料金が高いです。
自分で行う方法がいくつか存在していますので、ネットで調べて対応しましょう。
機種によっても多少の違いがありますので、良く調べてみてください。
楽天モバイルの会員サポートページにも、Gmailを使う方法が掲載されています。
スマホのバックアップがGoogleアプリと連携されている場合は、思っている以上に簡単に移行できるはずです。
チャット機能の感想
楽天モバイルのチャット対応は、オペレーターの能力がとても高いと感じました。
(契約前の質問については、精鋭を集めていると思われます)
待ち時間も短かったですし、かなり時間の節約になりました。
他社に比べても、対応力が高いと思います。
(これに対し、契約後の質問に対応するオペレーターには当たりはずれがありました)
契約前のチャットでの問い合わせがこれくらいのレベルで機能していると、事前に殆どの疑問を解決することができます。
チャットを使う前は、ネットで契約するという選択肢は全く考えていませんでしたが、何度か質問をしていくうちに、ネットでも購入できるレベルまで理解することができました。
分からない事がある人は、空いた時間を使って少しずつ質問してみると検討作業がはかどりますよ。
楽天ポイントでのメリット
月々の支払料金には、100円に対して1ポイントが付与されます。
また、ネットショッピングや楽天カード等の利用によって、ダイヤモンド会員に到達している月は、基本料金が500円割引されます。
また、楽天カードとアプリを併用すると、ポイント付与の倍率が上昇します。
楽天でのショッピングをする程、お得感が広がる仕組みになっていますので、証券会社や銀行口座等も統一している人は、かなりメリットが出てくるはずです。
乗りかえの実効果
皆さんも、エクセル等で現行のスマホ料金と比較してみると良いと思います。
私の場合、乗り換えをしない場合、年間2万円以上の無駄が出ることが判明しました。
しかも、私の場合はキャンペーン利用による長期割があったので、2年間で比較すると52,657円も得することになるのです。
3年間で比較すると、89,137円もの差が生まれる計算です。
これに気付いた私は、迷わずソフトバンクに解除料を支払い、すぐに乗り換える決断をしました。
実際に乗り換えてみると、上記計算以上の効果でした。
その理由は、楽天ポイントによる恩恵を算入していなかったからです。
スーパーセール等で買い物をする人や、他の楽天サービスを利用している人は、もっと大きな効果が出るという事です。
まずは、楽天モバイルの公式ページに行き、ご自宅のエリアの回線状況を確認してみてはいかがでしょうか。
ドコモやソフトバンクに固執する人も多いようですが、そのブランドに年間いくらの経費を払っているか把握してみると良いと思います。
店舗契約に要する時間
私の場合、担当者はかなり慣れている様子の人でした。
自分の携帯1台と、新規(プラス割)で2台目を同時購入し、手続きを行ってもらいました。
結局のところ、スムーズにいっても2時間はかかります。
私の場合、トータルで2時間40分程かかりました。
MNP予約番号の手続きは、混みあっていると時間がかかるようです。
個人的に、次回からは絶対にネットで契約しようと思いました。
楽天モバイルに決めた理由
話をまとめると、私が楽天モバイルへの移行を決めた理由は、以下のようなものでした。
- 月額料金が安い(割引率も)
- 楽天ポイントでのメリットが高い
- 楽天ダイヤモンド会員の月は、月額が500円安くなる
- 料金体系の他、キャンペーンに好感が持てた
- オペレーターの対応力が良い
- 楽天回線開設後も新プランに期待できる
こんな感じです。
楽天モバイルの詳細を知っていくと、もはや普通のキャリアで契約する意味が見当たりません。(私の場合)
何故、もっと早く気付かなかったのだろうと後悔しています。
各社の仕組みは、とにかく分かり難くて不便なものが多いですよね。
結果、面倒になって、真剣に把握する気力を奪われるという罠にハマってしまいました。
仕事で10分以上会話することは稀ですし、大抵の人はソフトバンク等の料金体系が高く感じると思います。
一度、真剣に検討してみる価値があると思いますよ。
まとめ
最後に、リサーチから契約までのベストな流れをご紹介しておきます。
まず、楽天モバイルのサイトへ行き、サービス内容(料金体系等)や回線状況を確認しましょう。
そして、分からない部分についてチャットや電話サポートで解決します。
疑問が解消されたら、エクセル等を使って現行の携帯料金との比較を年単位で行ってみてください。
このようなプロセスを踏むことで、自分の判断に確信をもって行動できると思います。
ネットで購入できる人は、更にお得なメリットも出てくると思いますので、良さそうなキャンペーンが開催された際にはチェックしていきましょう!