ブログ運営の中では、様々なエラーに悩まされることがあります。
中でも、私が最大のピンチを感じたのは、カテゴリーのパーマリンクを変えてしまったことによる、大量のリダイレクトエラーでした。
記事のパーマリンクを変えるならまだしも、カテゴリーのパーマリンクを変えてしまったのは致命的なミスでした。
約2カ月に及ぶ期間を経て、やっと修復することができましたので、同じような状況の方々のために記事にしておきます。
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カテゴリーのパーマリンク
記事のパーマリンクを変更すると、これまでの履歴が消えてしまうという話を聞いたことがあります。
一つの記事のログが消えても、ブログ全体への影響はそれほど高くはない事が殆どだと思います。
ところが、カテゴリーとなると話は別です。
後から気付きましたが、カテゴリーは、複数の記事に結びついていますよね。
これを大幅に変更してしまった上、うっかりスラッグを変更してしまったのです。
スラッグは、どうやらカテゴリーのパーマリンクのことだったようで、基本的にはいじってはいけない代物でした。
記事が増えてきた為、カテゴリーを整理してアクセス向上を狙ったつもりが、全く逆効果なことをしていたわけです。(このサイトではありませんが)
リダイレクトの意味
カテゴリーのパーマリンクを変更したことによって、サーチコンソールから「変更前のカテゴリーが存在しないけど?」というクレームがきたわけです。
しばらくして、クローラーがもう一回探しに行くのですが、やっぱりありません。
そりゃそうですよね。名前を変えちゃいましたから。
記事自体は、カテゴリーを変更した先に移るわけですが、何のパワーも持っていないカテに配属された感じになります。
こんなことを何度も繰り返されると、リダイレクト数が増幅していきます。
私の場合、最初の時点では5件程度だったエラーが、1~2週間後には、120件まで増えました。
リダイレクトエラーへの対処
ここからは、具体的な対処法と、実際の効果についてご紹介していきます。
ネット上には、色々な解決方法が掲載されているのですが、カテゴリーのパーマリンクを変更した時の対処法はそれほど種類がありません。
代表的な対処法としては、3つの種類が有力のようですが、私のケースではこのうちの2つが効果なしでした。
状況によって使い分ける必要があると思いますので、全ての方法について簡単にご紹介しておきます。
対処法その1
プラグイン「Redirection」で設定を行う対処法です。
超簡単に言うと、旧URLを指定し、振り替え先のURLを指定してあげる方法です。
記事の場合は、これで解決できるのでしょうけど、私の場合はカテゴリーだったので、元々のURLも良く分からない状態でした。
この為、この方法は使用できませんでした。
後述しますが、このプラグインは、環境によってリダイレクトエラー大量発生の原因になることもあるようです。
対処法その2
2つ目は、プラグイン「permalink redirect」を使用する方法。
こちらは、設定が少々難しいので、途中で断念する人もいると思われます。
中級者以上の対処法だと思いますが、元々のパーマリンクが分かっている場合には確実な対処法かもしれません。
同プラグインの設定方法を説明した記事が存在していますので、チャレンジする方は探してみてください。
私の場合、元々のスラッグ名が複数あり、一部を忘れてしまった為、この方法も使用できませんでした。
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対処法その3
3つ目は、私のケースでも効果があった方法です。
意外な盲点でしたが、とてもシンプルで最も簡単な対処法です。
先程も少し触れましたが、プラグイン「Redirection」が無限ループを発生させることがあるという情報を目にしたので、とりあえずこれを停止してみることにしました。
「LAZY LOAD」や「Redirection」等のプラグインは、便利な機能である一方で、不具合の原因になる事も多いようですので、とりあえずこのようなプラグインを停止しました。
色々と調べていくと、グーグルのクローラーは、存在しないページ等については、最終的には自動削除するようになっているそうです。
これを信じて、少し様子を見てみる事にしました。
つまり、3つ目の対処法は、「関連するプラグインを停止して静観する」というだけです。
有効だった対処法
リダイレクトが日を追うごとに増え、120に達した時にはちょっと焦りました。
リダイレクトが多すぎると、多すぎる事自体も評価を下げる原因になるようですので、早めの対処が肝心です。
静観し始めて1週間が経過した頃、少しだけリダイレクトが減りました。
おそらく、私の場合はプラグインの停止が正解だったのだと思います。
微減ではありますが、増えるよりは良いので、ちょっとだけ安心しました。
しかし、この後どうなるのか全く予想がつかず、サイト評価への影響も心配でした。
更に静観を続け、昔の記事をリライトしながら待ちました。
古いカテゴリーを含む記事をリライトし、インデックス登録を申請することで、上書きされて改善するかもしれないという淡い期待もありました。
これに効果があったのかは不明ですが、更に10日くらい経過した頃にリダイレクト数が85件にまで減りました。
大体20件前後の単位で減少しているようでした。
ここから更に一週間程度が経過し、リダイレクト数は57件まで低下しました。
更にその数日後には、45件に減り、かなり効果が出てきました。
かなりエラーが減った気になっていましたが、考えてみれば45件のエラーって、まだまだすごい数ですよね。
正常時は0件なのですから、喜んでいる場合ではありませんよね。
とはいえ、できることも無いので、このまま引き続き静観するしかありません。
そして、とうとう9件にまで減少し、その数日後には3件にまで減りました!
エラー発生から約1カ月半といったところだと思います。
最後は、単純に削除することになったカテゴリー3つが残りました。
この3つは、なかなか消えないかも・・と思っていたのですが、その内の2つはあっさり消えました。
残り1つだけになり、これも時間の経過が解決してくれると思います。
完全に消滅したカテゴリーだと判断されれば、消えるものと思われます。
グーグルのほうも、日々このような認知機能が改善されているのでしょうね。
アクセスへの影響
リダイレクトエラーが大量発生する少し前から、アクセス数がかなり減少しました。
季節的な要因もあったかもしれませんが、おそらく悪い影響しかなかったと思います。
登録カバレッジ数が一時的に減少するので、保留状態によって、実際の記事数よりも少ない状態になってしまうのではないかと思います。
最もアクセスが落ちた時期では、約半分くらいまで低下しました。
当然、アドセンス収入も低下しますので、それぞれに合った対処法を早めに実行した方が良いです。
エラーの減少に伴って、アクセス数は徐々に回復していきますよ。
まとめ
リダイレクトエラーが出現する原因は様々のようですが、対処法は限られているようです。
大事なのは、早く対処して、リダイレクトエラーを減らす事です。
エラーが出現していて良い事はありませんので、運営側は常に注意をしていきましょう。
私のように凡ミスでエラーを出さない事も大切ですね。(笑)