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安定収入(ランニング収入)の作り方

FXや株式投資のような投機的な話ではなく、安全な形でランニング収入(インカムゲイン)を実現することには、大きな価値があります。

最近では、インターネットやメタバースを活用すれば、サラリーマンでもこのような副収入を得られる環境にあります。

ブログ等のサイト運営や、動画配信(YouTube)等も、長期的な収益を生むためのツールとして活用されていますよね。

 

今回は、個人事業主として起業する予定がある方に向けて、もう一歩踏み込んだ「安定収入のつくりかた」についてご紹介したいと思います。

 

自分でつくる安定

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自分で経営をする場合、毎月の売上はゼロからのスタートです。

店舗費用や人件費が発生する場合、厳密には毎月マイナスからのスタートと言っても良いでしょう。

 

毎日の来客数がある程度見込める業種であれば良いのですが、そうでない場合、まずは安定収益をつくることが欠かせませんよね。

収益物件等でも持っていない限りは、安定収入は自分(社長)の力でつくるしかありません。

 

一般的に、安定収入をつくるには、何かの仕事を請け負い、これを継続して受注するということになります。

個人事業主として起業した場合、まずはこのような継続的にもらえる仕事を考えることが重要です。

 

得意な事をアウトプット

個人で事業を拡大していく場合、起業当初が最も辛い時期になると思います。

何も無い所からのスタートですし、自営にも慣れていないので色々と大変に感じることと思います。

 

最初は、色々と勉強しつつ、自分のできる事を1つでも増やし、それをアウトプットすることから始まります

シンプルに、良い仕事を繰り返して信用を得ることが近道です。

 

そして、ランニング収益は、その後も継続して任せてもらう事によて実現します。

同時に、相手の都合で仕事が無くなってしまうリスクも考えておかなくてはなりません。

 

ですから、仕事が途切れてしまった時に備え、常に複数の取引先を確保する努力をしましょう。

一定の仕事量については、特定の取引先と長期契約等を結ぶのも良いと思います。

トラブルになりそうな取引先の場合には、契約書を交わしておくことも大切です。

 

こうして請負事業を増やし、仕事が継続されることで経営安定に繋がります。

あとは単発の仕事等を臨時収入にしながら経営していくイメージです。

 

それと、加えて大事なのが「仕事のもらい方」です。

利益率と仕事量に大きな影響を与えますので、ここはしっかり判断力を磨いていきましょう。

 

薄利多売に注意

仕事をとるには、「安くする」という方法が最も効果的です。

でも、ランニング収入を考えると、単価はとても重要ですよね。

 

たった1000円の違いでも、それが毎月継続されたら大きな差が生まれます。

かといって、欲を出せば仕事はとれません。

 

一度請け負えば、責任を持って継続する必要もあります。

ですから、仕事の単価はかなり重要です。

 

薄利多売のリスクとは?

単価を安くして仕事をとるのは簡単です。

今より安くなりますよ」と言えばいいのですから、誰でも手軽にアクションできます。

 

どうしても仕事が欲しい場合は、単価を下げるしかない時もあるでしょう。

でも、これには普通に仕事を受ける時以上の覚悟が必要だと思います。

何故なら、結果的に自分の首を絞める事になる可能性も高いからです。

 

順調に仕事が増えたとしても、多くの仕事をこなすためには人手が必要になります。

規模が大きくなれば、従業員の都合(病気や退職等)で業務が止まってしまうリスクも出てきます。

 

このような状態が悪いわけではないのですが、雇用の安定や、誰でも出来る化も同時に進める労力が必要になってきます。

経営経験の浅い人には難しい事だと思いますが、大きな目標を持っている経営者はこれを乗り越えるしかありません。

 

近年は、こじんまりとした経営に強みがある側面もあります。

規模が小さい分、潰れにくいというメリットがあるからです。

一般的には、少数精鋭で利益率の高い事業を目指すのが時代の流れな気がします。

 

価値の高い仕事をとる意味

少人数で経営を維持する場合、一日に稼働できる仕事量にも限りがあります。

組織力というよりは、個の力で局地戦を乗り切るイメージです。

 

仕事量が限られている以上は、どこから「安売り」になってしまうのか、明確な単価基準を持つ事が不可欠です。

 

優れた経営者は、これを感覚的に把握していると思います。

私の場合、そんな能力はないので、きちんと単価や仕事量を計算して決断するように心がけています。

 

この判断を間違えなければ、年間の売上は必ずプラスになります

赤字になるのは、このような経営感覚に問題がある(仕事のとり方が悪い)ということですよね。

 

皆さんに価値あるサービスを提供する力があるのなら、安売りをする必要はありません。

潰れてしまっては意味がありませんから、しっかり利益が出る単価を設定しましょう。

 

単価の考え方

具体的な数字で、単価の比較をしてみると、この話の重要性が見えると思います。

仮に、年間1000万円以上の安定収入をつくるという目標を立てたとしましょう。

 

色々な達成方法があると思いますが、収支バランスのとり方が大切だと思います。

利益率の良い仕事がとれたとしても、その仕事を失った時にダメージが大きくなります。

 

また、小さな仕事ばかり持っていても、忙しいばかりで儲かりません。

以下の2つの事例を見れば、その達成方法の違いとバランスの重要性が分かると思います。

 

単価事例①

貴方が、月10万円もらえる単価の仕事を10件まで抱えられる状況だとします。

貴方は、社長として頑張って営業活動をし、取引先を10件に拡大しました。

 

これが実現できた時点で、年間1200万円になります。(目標達成)

しかも、目標の1千万円より200万円も多い売上ですから、取引先を1つ失っても目標額を維持できます。

簡単なことではありませんが、正に安定経営です。

 

単価事例②

では、単価を5万円に抑え、営業活動をしやすくしたらどうでしょうか。

これで仕事は取り易くなるでしょう。

 

単価を下げた分、仕事に対する労力も減らしますが、料金が高く感じないサービス内容にすることに成功しました。

このような工夫により、MAXで15件前後まで抱えられるようにしました。

そして、取引先を15件に拡大し、安定収入を実現します。(5万×15件=75万円)

 

でも、これだと年間の売上は900万円(75万×12カ月=900万)がMAX値です。

取引数だけでみれば、こちらの方が優れていそうに見えますが、結果的に目標は達成できないことになります。

 

経営で大事な視点

それぞれの事例は、(MAX想定なので)忙しさや仕事量は殆ど同じです。

①と②で比較した時、②が損な選択に見える部分がありますよね?

 

しかし、実際のビジネスでは、一概にどちらが良いというわけでもありません。

利益だけに着目すると、①が良いように見えますが、そうとも言い切れない部分があるのです。

 

何故なら、事例②の場合、取引先が増えているからです。

取引先から発生する新しい出会いや、ビジネスチャンスは未知数ですから、「人脈やチャンスを広げたい」という人には②の方が良い場合もあるはずです。

 

つまり、貴方の実力は勿論、経営理念やビジョンによって選択をしなければなりません。

なんとなく単価を下げるとか、その場の仕事欲しさで動いてはいけないという事です。

 

まとめ

安定収入をつくろうとする時は、自分の仕事量と単価(損益分岐点)をしっかりと把握しましょう。

そして、自分の経営スタイルに合った仕事のもらい方(単価設定)をすることが大切ですね!

数をこなしチャンスを広げるのか、それとも「量より質」で勝負していくのかを決断することになります。

あとは知恵と工夫(営業力)次第ですね!

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