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コロナは蚊で感染しない?

夏場になり、蚊を媒介してコロナウイルスに感染しないのかと心配になる人もいると思います。

デング熱や日本脳炎では、蚊を媒介して人に感染する事例が確認されていますが、コロナウイルスはどうなのでしょうか。

今年は、蚊に刺されるリスクについて真剣に考える必要が出てくる可能性がありますので、WHOの見解等も随時注視していきたいところです。

現状で判明している「蚊の媒介状況」についてまとめておきますので、参考にしてください。

 

蚊はコロナウイルスを運ぶ?

当初、武漢から発生したと言われている初期型のコロナでは、蚊を媒介とした事例は確認されていませんでした。

しかし、感染力が数倍にもなっている変異株については疑問が残るところです。

 

当初の見解では、コロナ感染者の血を吸った蚊が別の人の血を吸ったとしても、確実に感染する効力は持っていないとされていました。

蚊を媒介とした事例も確認されていない為、「大丈夫」という結論に至っています。

 

でも、当時のコロナウイルスと現在流行している変異株とでは、感染力が全く異なります。

夏場にコロナが終息する気配がないのも気掛かりな点ですよね。

 

変異株は大丈夫なの?

コロナウイルスが発見された時、WHOは「コロナウイルスはパンデミックを起こさない」という見解を示していました。

要するに、WHOの見解は全く当てにならず、度々その認識の甘さが露呈しています。

 

蚊の媒介事例についても、現時点での最新情報に目を向けなければならないという事だと思います。

現在、脅威とされているインド由来のデルタ株は、従来型よりも感染力が強いことは明らかです。

一日の感染者数の急増からもその感染力の強さが見て取れますよね。

 

実は、変異株の中には、デルタ株の8~10倍程度の感染力なのではないかと言われるラムダ株という変異株も見つかっています。

オリンピックでこのラムダ株が蔓延している可能性もあり、もはや誰も真の状況を掴めない状態なのかもしれません。

 

ラムダ株は、保菌者の体内で増えるウイルスの数が数倍にもなるそうで、感染者が排出するウイルスの量も桁違いなのだそうです。

近距離での会話でも、約2分で感染する計算になるとも言われていますから、「蚊でうつらない」とは言い切れなくなってきている可能性があります。

 

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対処方法はないの?

現時点では、明確な答えが無いと考えた方が良さそうですから、確率論で対処するしかありません。

つまり、「刺されないに越したことはない」という考え方です。

 

そもそも、蚊に刺されなければ媒介されることもありませんから、「蚊が媒介することもある」というくらいのつもりで注意しておくしかありません。

 

蚊に刺されないように気を付けて過ごすことで、痒い思いもしなくて良くなるわけですし、別に悪い事もありませんよね。

コロナ対策の1つとして、いつもより虫さされにも注意するという意識を持てば間違いはないという事です。

 

動物による媒介も注意

変異株は、動物を媒介して感染する可能性もあります。

犬や猫等は、色々な場所を舐めたり、臭いを嗅ぐ動物です。

 

もしも、彼等がコロナに感染していたら、飼い主はかなりの確率で感染者となるはずです。

動物達の免疫力が高い場合、大きな症状が出ないでしょうから、飼主もその変化に気付かないかもしれません。

 

しばらくの間は、動物からの感染にも注意しなければいけない状況と言えそうです。

 

まとめ

現時点では、蚊がコロナウイルスを媒介することはないと言われています。

しかし、これがどれほど確かな検証をされた説なのかも不透明ですし、変異株の特性も変わっています。

変異株のスピード感に、情報が追いつかない状況が続いていますので、各自で意識するしかありません。

ですから、「なるべく蚊にさされないようにする」という意識を持っておくのが最善策と言えるでしょう。

庭先や家の周囲に水の溜まる場所をつくらないようにし、例年以上に虫よけ等の工夫をしておきたいですね。

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