近い将来、企業や個人事業主がメタバース内で販路拡大を行うための補助金が出るかもしれません。
メタバースが常識化すると、ホームページ等での宣伝では足りなくなる業種も多いでしょうし、IT化を促進する意味でも補助金ニーズは高まるはずです。
現段階で、メタバースによる影響や、IT投資の必要性を考えられる人は少ないかもしれません。
でも、今後は確実に広告・集客の在り方が変わっていくと思いますので、この記事で少し先の未来を知っておかれると良いと思います。
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仮想現実はこうなる
既に、AIが航空写真を取り込み、建物のサイズ等を自動でデータ化することが可能になっています。
これは、コンピューターが勝手に精巧な仮想現実世界をつくれるようになっていることを意味します。
つまり、人的コストをかけることなく、本物そっくりの仮想現実プラットフォーム(舞台)が完成するという事です。
まるで現実世界を歩いているかのような感覚で、ユーザー達はアバター(自分のキャラクター)を介して活動できる時代なのです。
睡眠中にリアルな夢を見て、数年後にその記憶が現実のものだったのか夢の中の記憶なのか分からなくなる・・という経験はありませんか?
これが、今後は「メタバースか現実か、それとも夢だったのか」というややこしい状態になるかもしれません。
メインとなる世界(プラットフォーム)は、フェイスブックやグーグルのような巨大IT企業の他、大手企業によって構築されていきます。
その他、アニメや映画の世界観を反映させたアミューズメント的な世界も創られると思います。
アニメの世界観をモチーフにしたアトラクション的なプラットフォームは、ディズニーランド等の現実世界のアミューズメントパークの魅力を低下させることになるでしょう。
アミューズメントや旅行系の事業は、根本的な構造改革に迫られることになるかもしれませんね。
アイテムに価値が出る
現実社会では、目的地へと急ぐ時に電車や飛行機を使います。
もし、現実世界とそっくりな仮想現実世界が出来た場合、いつもと同じような世界の中で、「新宿にワープできるアイテム」みたいなものが発売される可能性もあります。
仮想現実世界では、「こんなものあったらいいな」というドラえもんの道具のようなアイテムが本当に販売できるわけです。
仮想の乗り物が販売され、メタバース内での移動に使える・・といったアイデアも実現可能なのです。
ガンダムのようなモビルスーツも、仮想世界で販売することが可能です。
専用フィールドを用意すれば、これ以上ないリアルなゲームとなるでしょう。
このように、現実では実現に長期間かかるものでも、メタバース世界ではすぐに実現されていくのです。
その経済効果たるや、想像を絶するものがありますよね。
メタバース内での集客や広告
そろそろ、話を本題に戻しましょう。
メタバース世界が常識化し、多くの人々が利用するようになると、その中での経済活動も活発になります。
現在、アマゾンや楽天市場でネットショップをする人は大勢いて、当たり前のサービスとして利用しています。
メタバース内での買い物やサービスについても、確実にこのような状況になっていきます。
メタバースに合わせた販売方法も必要になるでしょうし、宣伝広告の在り方も変化するはずです。
仮想現実では、歩いている道路の上に広告を入れることもできますし、空や川の中にも文字や映像を設定することができます。(運営会社が許せば)
アバターの持つアイテム等に宣伝ロゴが自動的に入るようなサービスも出てくるでしょう。
そうなると、既存のHPだけでは役不足になり、「メタバース内での販路拡大が必須!」という状況になってきそうです。
販路拡大のためのメタバース補助金は、このような状況下で必然的に発生するイベントだと思います。
既にIT補助金等が存在しますが、より具体的にその投資範囲が広げられるはずです。
GOTO補助金もあり得る
キャッシュレス決済を普及させるために、国はマイナンバーカードを推奨していますよね。
これと同じように、国がメタバースの利用者を増やしたいと考えた場合、メタバース内で使える補助金等が検討されそうです。
例えば、メタバース内では、旅行をすることもできますので、GOTOトラベルのIT版等も登場する可能性があるのではないでしょうか。
VRゴーグルをつければ、本当にその場所に行ったような感覚になれるので、世界中を旅することが可能になります。
有料コンテンツの利用料が無料になる補助金等が登場すれば、メタバース内でのサービス利用者が急増するでしょう。
国内生産されたVRゴーグルに限って、購入のための補助金を出すといった取り組みも考えられます。
デジタル庁を中心に、このような画期的な補助金が実行されれば、メタバース普及速度は劇的に加速すると思います。
まとめ
現在も、販路拡大のための補助金が存在していて、この補助金を利用してホームページを作成した企業がたくさんいます。
かなり人気の高い補助金なので、市区町村等でも積極的にこのような取り組みを行う可能性があります。
地方都市等では、メタバースへの期待が膨らみやすいですから、中小企業を救う補助金になり得ます。
今から情報にアンテナを立て、その時に向かって備えておくと良いと思います。
補助金制度は「早い者勝ち」の側面もありますので、いつでも申請に対応できるように心の準備をしておきましょう。
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