2022年は、メタバース元年ともいえる仮想世界ビジネスでのスタートの年になります。
既に、各社がサービス開始に向けた競争を始めており、後はオープンするのを待つだけの状態です。
アミューズメントや旅行関連事業については、消費者ニーズが激変すると思われますし、買い物の在り方も変わるはずです。
今回は、少しだけ先取りして、直近で確定しているサービス等をご紹介しておきたいと思います。
世界で始まるメタバース事業
韓国のメタバース企業(ゼペット)からは、疑似体験ができる様々なサービスが展開される予定です。
日本では、映画やアニメ等の世界観を体験できるプラットフォームが誕生するのではないかと思います。
また、観光業で大きく期待できるのが、旅行やアミューズメントの疑似体験サービスです。
今後、この「疑似体験」というワードがあらゆるジャンルで新しいビジネスを生むことになるわけですね。
もう少し、具体的にサービス内容を想像してみると、その魅力やマーケットの大きさが理解できると思います。
映画の世界で楽しむ
例えば、ハリーポッターやディスニー等の世界に自分が入り込み、自由にそのフィールドを移動し、ストーリー設定のないきままな冒険イベント等が体験できるサービスがあったらどうでしょうか。
ホグワーツのお城をリアルに探索することもできるでしょうし、魔法を発動できるアイテム等も用意できます。
ディズニーの世界は、既にディズニーランドで再現されてはいますが、仮想現実世界ではもっとリアルな形で疑似体験することが可能です。
「本物そっくり」ではなく、本物のアニメの世界に入れるわけですから、まさに不思議の国のアリスです。
アミューズメントと観光
地方の人達は、手軽にディズニーランドに行くことができませんよね。
でも、メタバースにディズニーランドをVR化したフィールドがあり、乗り物などに待ち時間なく乗れる疑似体験ができる場所があったら、ものすごいニーズがあると思いませんか?
時間制で料金をとるとか、年会費でいつでもいける仮想空間があれば、『実際に行かなくても良い』と考える人も多いでしょう。
全てメタバースで再現できるようになれば、ハウステンボスやUSJ等、日本中のアミューズメントパークを一日で巡る事さえできるのです。
旅費等の負担を考えると、このサービスが数万円だったとしても需要がありそうな気がしませんか?
誰にでも、「一度は行ってみたい」という場所があるものです。
でも、実際に行くとなれば時間もお金もがかかります。
それに、今はコロナの感染リスクもあるので、なかなか乗り気になれない・・なんて人もいますよね。
メタバースの世界は、そんなニーズを疑似的に解消してくれる媒体となるのです。
そして、その精度は、見た目には本当にリアルなものになりますから、音や視覚的には本当にその場所に行った感覚が得られるはずです。
匂い、風、空気、温度等、実際にその場所にいかなければ得られない情報もありますが、「安さ」と「手軽さ」で多くの人達が疑似体験を望むことは容易に想像できます。
そして、本来なら現地に行かなければ買えない商品等が購入できるようになっていれば、浮いたお金がショッピングに使われますよね。
マーケットが世界規模
メタバースでもう一つ忘れてはいけないのが、マーケットの大きさです。
世界中の人達がインターネットで繋がるようになり、今となってはそれが当たり前の事になりました。
次世代では、これが仮想空間の中で展開されるのです。
すると、「日本に行ってみたい」と思っていた外国人の人達が、メタバースでの疑似体験を希望するでしょう。
例えば、各地のお城や京都での散策等、まるで実際にその場所に行き、自分の目で見ているかのような体験ができるとしたら・・。
これに少々のサービス料がかかっても利用したいと考える人は後を絶たないでしょう。
体が不自由な人や、入院患者等、メンタル面での治療(気分転換)にも活用できると思います。
もうすぐ、「ちょっと見てみたい」という場所は、メタバースの疑似体験でそのニーズを解消することができる時代になるわけです。
学習体験ツール
メタバースの普及で、家の中で体験・学習できる事も増えます。
今までパソコンに向かって享受していたサービスが、全て仮想空間の中でできるようになるでしょう。
ダンスレッスンやストレッチのレクチャー等、フィットネス等の低価格サービスもメタバース内で利用する人が増えるという事です。
運営側は、店舗費用やインストラクターのコストが圧縮でき、キャパ数に限りが無くなります。(何人でも相手にできる)
有名なインストラクターや集客の上手い会社は、あっという間にビッグマネーを手にする事になると思います。
日本独自の文化や、製造方法等を学びたい外国人は大勢いますから、これまで日の目を見ることのなかった技術等に、意外な価値が出るケースもあるでしょう。
想像以上に大きな競争が瞬間的に起こり、集客で一気に勝ち組となる会社も出てきそうですね。
まとめ
まだまだメタバースについては認知されていないのが現状ですが、数年後にはこの記事でご紹介したことが当たり前になっていると思います。
VR世界は、現実世界とは比べ物にならないスピードで進化することができます。
ですから、メタバースの事を数年知らずに生きていく人は、浦島太郎のような状態になってしまうかもしれませんね!
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