おそらく、日本中(世界中)でもまだ誰も気付いていない相続対策の話をします。
現段階では、メタバースを理解している税理士も少ないですし、「相続対策としてメタバースを使う」という発想をする人は皆無でしょう。
このアイデアは、WEB知識・税務知識・不動産知識・法律知識等を網羅的に備えていなければ思いつくことすらできません。
記録的な記事になる可能性があるので、あえて一早く公開しておきたいと思います。
ですから、この記事は、私が世界で初めて「メタバース相続税対策」を考案した先駆者だと証明する記事になるかもしれませんね。(笑)
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メタバース内での資産
近い将来、メタバース内でのデジタル資産を相続時に評価しなければならない時代が来ます。
国税庁が、この評価方法をどのように定めるのかは不明ですが、「相続時の時価」(贈与の場合は贈与時の評価)で評価することになる可能性が高いと思います。
この話は、WEBやメタバースへの精通と、相続(税務・法律)や不動産評価にも詳しくなければ発想すること自体ができません。
以下、特に税理士の方々が読んでおくべき内容で、未来の相続税対策に重大な影響が出てくる話です。
まだピンと来ない人も多いと思いますが、メタバース内では仮想の不動産物件も売られています。
アバターが着る洋服や、特定のアイテム等も高額な値段で取引されることが多々ありますので、今後の相続財産の計算に深く関係する話なのです。
土地神話が再び訪れる
戦後の日本において、都心の一等地を手にした人達は、現代で大きな資産(大金持ち)に変わっていますよね?
このような土地バブルは、現実世界では過去の話ですが、メタバース内ではこれから起こり得るイベントだと言われています。
むしろ、現実世界よりも大きなバブルが発生する可能性すらあります。
既に、大企業や有名人等が、メタバース内での不動産に多額の資金を投じ始めている事実がありますし、フェイスブックは主力事業として社名まで変えています。
メタバース内での土地神話に乗ろうとする人達の多くは資産家ですから、今後の相続にも深い関連性が出てきます。
結果、相続税対策として、メタバース内に土地を買うことを勧める専門家も出てくるのではないでしょうか。
土地の高騰に有効な策
メタバース内で不動産投資(購入)をし、それが後になって数倍の価値になる・・といった事が起こるかもしれません。
金や株式等でも同じですが、その時代のニーズによって価値が変わる資産というものがあります。
相続対策に詳しい人ならピンと来た人もいると思いますが、そうなると、相続時精算課税制度で大きな効果が期待できると考える人もいそうです。
相続時精算課税制度では、膨らんだ資産部分について相続税がかからないので、非課税で大きな資産を手にすることになるでしょう。
暦年贈与の改正もありそうなので、とても有効な対策となる可能性を秘めています。
資産価値をコントロールできる?
メタバース内で多額の投資をした後、一時的にそのデータ価値が下がるような事も起こり得ます。
全ては記載できませんが、ある程度は評価をコントロールすることも可能なのです。
1億円で買ったメタバース内の不動産が、相続時に100万円の価値に下がり、相続後に一気に10億円の価値になる・・みたいな事が起こり得るという事です。
価格変動リスクを巧みにコントロールし、しっかりとしたエビデンスをもって説明できる税理士がいれば、相続対策として最強のツールとなる可能性を秘めていると思いませんか?
しかし、実際には、そんな人物はまだ存在しませんし、リスクを説明しきれないでしょう。
それに、その方法を見つけたとしても、メタバースでの深い知識や技術を要することになると思います。
一方で、次の世代では、この話を理解する人も出てくると思いますし、説明対応できる税理士も出現すると思っています。
私も、この流れの最先端を走る一人として活躍できればと考えているところです。
相続専門税理士はメタバースを学べるか
私の予想ではありますが、メタバース内で仕事をする人が普通に存在し、生計を立て始める時代がすぐにやってきます。
ゲームで生計を立てる人も増え、メタバース内でのアイテムに現実的な価値が生まれるでしょう。
2022年1月現在でも、既にGAIA TOWN等の仕事用のプラットフォームが完成していますし、ザ・サンドボックス(ゲーム)では、不動産が販売されています。
GAIA TOWNについては、私も間もなく利用開始する予定で、将来的には名刺に記載する事務所の所在地をメタバース内の事務所にしたいと思っています。
各サービスは、今はまだ画像品質が低めのものが多いですが、将来的に一気に改善(バージョンアップ)され、リアルな景色と変わらない世界に進化するでしょう。
そして、メタバース内で購入したデジタル資産は、一度購入すれば他のメタバース世界でも使えるようになるはずです。
メタバース内の資産は、現実世界の資産と同じように、どこまでいっても貴方固有の資産として残るわけです。
ですから、実際の所有物と同じように、評価方法が細分化されていくでしょうし、財産目録に記載するようなものになっていきます。
税理士は、不動産評価でさえも苦手な人が多いのですが、今後はデジタル資産の評価もできなければ相続申告ができない時代になる気がしています。
メタバースやWEB業務について、実務に必要な知識等を獲得する必要性が一気に高まることになるのではないでしょうか。
未来に備え、今から勉強しておきたいという税理士の方がおられましたら、お気軽にお問合せください。
東京都内であれば、何かお手伝いできることもあると思います。
デジタル資産の評価はAIが行う?
メタバース内の資産は特殊すぎるので、正しく評価するという事が難しいです。
例えば、誰かがデザインした武器(剣や銃等)がものすごい値段で取引されたとして、その価値を分かる税理士がいるのか・・・という事になるのです。
このような評価には、国税庁も頭を悩ませることになるでしょう。
そこで頼るのがAIによる自動査定機能だと思います。
幸いなことに、デジタル世界では全てがデータで管理されていますから、現相場の情報さえあれば時価が自動算出できます。
このようなシステムを導入するのに何年かかるか不明ですが、デジタル庁等が協力して最短を目指す事になるでしょう。
結局のところ、デジタル資産の評価に精通しているコンサルタントでなければ、有効な相続対策とはならないでしょうし、既存の税理士は相続対策として『メタバース資産は持つべきではない』という方向で勝負しようとするのかもしれません。
しかし、時代の潮流として、そこに有益な対策が存在するのであれば、誰かが先駆者となり、新しい道を切り開いていくものです。
まとめ
間もなく、メタバース内で不動産購入をすることが相続対策の最新手法になる時代が来るかもしれません。
もしも、デジタル資産を評価しない(無価値として扱う)状況が続けば、知る人ぞ知る方法として資産圧縮手法として使われることでしょう。
まだまだ分からない段階ではあるものの、このような世界がすぐそこまで来ている予感がしませんか?
メタバースのことを知れば知る程、未来が大きく変貌することが想像できます。
相続対策としてデジタル資産が使えなかったとしても、メタバースの広がりによって、不動産価値や賃貸物件の空室率等には多大な影響が出始めると思いますから、そこにも新たな対策が必要になることでしょう。
将来、街を歩く人の大半は高齢者で、若者達は主にメタバース内で活動する・・という世の中になるかもしれません。
ビジネスマンや経営者においても、真剣にメタバースによる事業変化について考えておかなくてはならない時だと思います。