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ウクライナ情勢に見る5つのシナリオ

ロシアのウクライナ侵攻によって、世界中に様々な影響が出ています。

中でも、原油高等の資源価格の上昇によるインフレは、各国で大きな経済打撃となります。

第3次世界大戦に発展する可能性もゼロではない現状に不安を感じる人も多い事と思います。

そこで、専門家等の意見を参考に、可能性の高い5つのシナリオをピックアップしてみました。

 

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1.早期解決シナリオ

誰もが望むのは早期解決シナリオですが、残念ながらこのシナリオに発展する可能性は低そうにも見えます。

まず、このシナリオを辿るためには、攻撃が軍事施設だけに留まり、市民等から犠牲者がでないことが望ましいです。

国境やその他の地域での銃撃戦等が発生してしまうと、一気に反ロシア感情が高まり、戦いが激化してしまうからです。

 

最短シナリオとして考えられるのは、ロシアが攻撃を早期に中止(完了)し、ウクライナ首相がロシアに有利な人物に交代する事です。

要するに、ロシアとしては、ウクライナをコントロールできる状況下になれば撤退を考えるでしょうから、民意はともかくとして、親ロシア派の政権になることが解決策の1つではあるわけです。

 

しかし、実質的にウクライナがロシアの支配下に置かれる事を意味しますから、ウクライナ国民や現首相がこれを許さない気もします。

そう考えると、これは可能性の高いシナリオではなさそうです・・。

 

2.経済制裁の激化

各国は、とりあえずロシアの侵攻規模を見極めつつ、経済制裁を課していくことになります。

そこで、世界が注目している制裁の1つとして、SWIFTの利用停止があります。

 

日本でも、飯田グループHD等がロシアと木材伐採権の取引をしている最中で、ロシア側に約600億円の送金を予定していました。

既に100億円を送金しているとの情報もありますが、SWIFTが使えなくなると、このような取引が滞ることになり、世界の民間企業でも困るケースが出てきます。

 

ただでさえ資源価格が上昇している中、建築コストの高騰に繋がりますから、世界的にも大きな問題ですね。

但し、仮想通貨を使った決済や、中国等のサポートによって決済ができる可能性もあり、この制裁には抜け道ができる可能性もあります

 

経済制裁の限界

経済制裁の激化が進むと、制裁する側の国々も自分の首を絞める事になります。

ロシアにとしては、これを見越しての軍事侵攻です。

 

一方、思ったよりも効果的な制裁が生まれ、ロシアが折れるというシナリオになれば、事態は収束していく可能性もあります。

しかし、専門家達は口をそろえて「自己犠牲を伴う制裁には限界がある」と言います。

 

ロシアとすれば、中国が貿易の道を閉ざさない限り、経済を維持できると考えているというのです。

中国は、ロシアから天然ガス等の資源商品を大量に買い入れる約束等をしていると言われています。

これは、中国とロシアが、一緒になって世界を分断していく動きにも見えます。

 

今後、新しい冷戦が始まり、中国・ロシアグループと、EU・アメリカグループ経済が分断されていく可能性が高まっているのです。

 

3.長期化シナリオ

市民を巻き込み、多数の死者を出す事になれば、戦いが長期化します。

ウクライナ各地での衝突が激化し、収拾がつかなくなるというシナリオも有り得ます。

インフラの価値を下げることになりますので、ロシアとしてもこれは避けたいところだと思いますが、時勢がこのシナリオを選ぶこともあるでしょう。

 

また、国連や各国からの制裁が限定的なものとなり、イマイチな効果の制裁がダラダラと継続するだけ・・・という展開もありそうです。

こうなると、何もかもが判然としないまま時だけが過ぎ、結局はゴネた者が得をしただけ・・という結末になります。

 

いつまでも権利を主張しつづけるだけの押し問答が続くパターンは、北方領土問題等でもお馴染みですよね。

元々、そういったお国柄だということも忘れてはいけない点だと思います。

 

最悪のシナリオ

長期化シナリオとして最悪なのは、ロシアの狙いがウクライナにとどまらない場合です。

ポーランド等、周辺諸国への侵攻も視野に入れている場合、第三次世界に発展する可能性がでてきます。

 

ロシアが中国との親密度を増し、次の紛争を起こしていくシナリオも全く無いとは言えません。

将来、中国と共闘し、世界を実質支配する構想を描いているとしたら、再び武力による支配競争が始まってしまいます。

 

近年、中国がやけに軍事施設の強化に積極的だったのも説明がついてしまう為、かなり不気味です。

数年計画で、2国による壮大な世界征服計画を進めているとしたら、今回の軍事侵攻はほんの始まりに過ぎないという事になってしまいます。

 

そこまでの話ではないにしても、たった1発のミサイルが大戦争を巻き起こす可能性があり、予断を許しませんね。

 

戦犯として失権

今後、世界の国々がどのような行動を起こすかによって、シナリオが大きく変わります。

その中で、プーチン個人を戦犯として扱う機運が高まった場合、また違った結末になる可能性があります。

 

ロシア国民の民意にもよるでしょうが、彼が失権することで平和が取り戻されるというシナリオも見ておく必要があるかもしれません。

国際法規に違反している事実があるのですから、内部の協力を得られれば、拘束による終焉もあるのかもしれませんね。

 

クーデター的な終焉

今回の侵攻が市民を巻き込むものとなり、自国の恥として批判する人々が増えるかもしれません。

クーデター的に立ち上がる組織が出てくるとか、ロシア国内でトップを交代させる動きが出てくると、また違ったシナリオが想定できます。

 

諜報機関等が反旗を翻し、大統領が暗殺されるといった映画のようなシナリオも有り得ないとは言い切れないでしょう。

いつの時代も、独裁的な統治者の最期は華やかなものではありません。

人間の正義心がどのような結末を描くのか、見守るしかないシナリオです。

 

まとめ

この記事で挙げた5つのシナリオとは違う形で終焉するかもしれませんが、現段階で想定される展開としてはどれを辿っても不思議ではありません。

できるだけ平和的に解決され、世界の混乱が終息することを願うばかりです。

この軍事侵攻では、たった1人の間違った行動によって、世界中で迷惑を被る人達が出てしまうことが浮き彫りになりました。

どれだけの人の人生を狂わせ、悲劇を生んでいるのかを考えると、犯した罪は本当に大きなものだと思えてなりませんね。

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