インフレによる物価・光熱費の値上がりで家計が苦しくなっている人が増えています。
長引くインフレ状況で、「住宅ローンが払えない」という状況に陥っている人も増加傾向にあります。
しかし、予期していなかった状況に戸惑うばかりでは、何も前には進みません。
この記事では、支払いが滞ってしまいそうな人、既に滞納状態に陥っている人に向けて「今できる事を整理するための情報」をまとめました。
法律に強い相談先が必要
住宅ローンを滞納すると、間もなく督促状や競売開始決定通知が届きます。
この状態から何もしないまま4カ月が経過すると、マイホームが競売にかけられてしまいます。
競売になると、物件が安く処分されてしまいますし、多くの人の目に触れることにもなります。
このため、任意売却(自力で売却)を目指すのが理想です。
任意売却では、その後のトラブルを見据えた法律知識を持つ仲介会社が加入するのが望ましいです。
銀行との折衝等も発生しますので、経験のある担当者である方が良いわけです。
しかし、時間の無い中でこのような適任者(良い業者)を見つけるのは難しい面もあるでしょう。
そんな方は、以下の任意売却の無用相談サイトを利用すると良いです。

まずは銀行に相談
まずは自分で動きたいという方は、以下の手順で行動していきましょう。
最初にやるべきなのは、滞納してしまいそうな状況になったら早めに融資先に相談をすることです。
既に滞納が始まっている場合でも、できるだけ早めに銀行にリスケジュールの相談をしてみることです。
リスケジュールとは、返済期間や返済額について延長をお願いするような手続きだと考えれば良いと思います。
とはいっても、相談すれば必ず待ってもらえるという訳ではありません。
支払いができないのは借入者側の都合ですから、相手(貸し手)が納得してくれるような理由を準備したいところです。
「どうやって返済を実現するのか」を説明できるようにしていくことが望ましいので、その方法について具体的例をご紹介したいと思います。
節約と収支改善
銀行に対して「このように節約して返済金を確保します」という具体的なアピールができれば、少しは話が通りやすくなるはずです。
何も対策をすることなく、ただ「待ってください」とお願いするのではなく、「節約や収支改善対策によって返済できる状況になるまで少し待って欲しい」と言った方が効果的ですよね。
比較的に簡単に実行できる対策についてご紹介していきますので、計画を立ててみてください。
また、その計画を実行することによって、いくら位の節約になるのかを把握しましょう。
スマホ代を削る
年配の人に多いのは、携帯電話の料金に無駄があるケースです。
若い人でも節約に無頓着な人は、わざわざ高いキャリアで契約していたりします。
楽天モバイル等のような格安スマホがあるのに、「よくわからないから」という理由でそのままにしている人がいます。
ガスや電気についても、楽天に統一することによって大きなポイントメリットがあり、携帯電話代くらいは無料化することもできます。
実際、私は何年もスマホ代を払っていません。
楽天市場での買物や、電気代の支払い等によって発生するポイントだけで相殺されてしまうからです。
まずは、携帯電話料金に無駄がないか、とことん調べてみましょう。
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収入を増やす努力
光熱費の削減努力や、その他の努力によって抑えられる出費には限界がありますよね。
できる節約を全て行っても不足する場合には、収入を増やす努力をするしかありません。
幸い、最近では色々な方法があります。
ちょっとした努力をするだけで、小銭を稼ぐことができるツールがあるからです。
ブログ収入もその一つですし、合法的に可能な副業もたくさんあります。
任意売却の準備
任意売却をスムーズに行うために、自分でやっておけることがあります。
それは、物件の書類を整理しておく事です。
契約時の書類や謄本類などがあると、不動産業者側からの回答が早まります。
これらの書類が無い場合でも対応はしてもらえますので、まずは問い合わせてみましょう。
まとめ
インフレの加速で、今後は住宅ローンの返済困窮者が増加すると予想されています。
アメリカでは、既に若者を中心にカードの滞納が増えてきているそうです。
物件を高く売却するには、ある程度の時間も必要になりますので、早めの決断と行動が大切です。
不動産売却は、正に、時は金なりです。
迷わず行動し、最善の結果を目指しましょう。