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CPUの違いとSSDの意味とは

パソコンのカタログを見ていると、Core、AMD Ryzen、Optan等といった表記を目にします。

CPUの種類と性能の違いについてもイマイチよくわからないという人が多いと思います。

そこで、超初心者にもわかるように、CPUの違いについてお教えした上で、SSDやOptan等の関連用語の意味についても説明します。

今後のパソコン選びに役立つ情報ですので、パソコンに疎い方は一度読んでおくと良いと思います。

 

Core iシリーズとは

パソコンカタログの基本性能欄を見ていると、CPUの記載に「Core」という文字を見かけると思います。

 

コアは、データ処理を行う部分で、このコアの数が多い程、同時にたくさんのことを行うことが出来ます。

パソコン歴が長い人は、複数のページを開いてフリーズした経験があると思いますが、コア数が多ければ、このような事態になりにくいということです。

 

コア数を増やすことは、任務に当たるチームの数を増やすようなイメージです。

それぞれのチームが違う仕事を担うことができるようになるので、同時に複数の仕事ができるようになるわけです。

 

近年は、4コアCPUが主流とされていましたが、今後は6コアCPUが台頭してくる気配を感じます。

写真や動画等の編集作業が多い人は、6コアのCPUを選ぶことでストレスがかなり軽減されるはずです。

 

CPUの世代とは

よく見ると、Coreには、「i3・i5・i7」といった表記が付いています。

インテルのCPUには「 iシリーズ」と呼ばれるものがあり、i以降の数字が性能等を表しています。

 

少し前までは、「Pentium」や「Celeron」といった表記が主流でしたよね。

あれは、Core シリーズより前の旧型プロセッサーの名称ということになります。

 

CPUの「世代」とは、車のマイナーチェンジのようなものです。

車の名前は、販売以降ずっと変わりませんが、性能は世代と共に変化していきますよね。

エンジンが改良されることもあれば、ドライブレコーダー等のような新しい装備が付くこともあります。

 

CPUもこれと同じだと思えば良いと思います。

世代が後期になる程、少しずつ基本性能が高くなっていくと考えてください。

基本的に・・・という前提はありながら、CPUの性能は、数字が大きくなる程に良くなっていきます。

「Core i3」「Core i5」「Core i7」

 

何故、基本的に・・なのかというと、それぞれのCPUは日々進化していっているからなんです。

CPUの製品名についている数字が大きい程、最近のもの(速い)ということになります。

この為、i7とi5を比べた時に、i5の方が速いこともあるってことです。

 

スレッド数とは

スレッド数とは、OSがそのパソコンのコア数を認識する時の数です。

実際のコア数が2でも、OSに対して4つで認識させるというような技術があるわけです。

 

スレッド数が多いCPUは、振り分けが効率化され、同時処理能力が高くなります。

「Core i7」では、スレッド数が8(第8世代では12)になります。

 

AMD Ryzenとは?

AMDは、インテルと同じようなプロセッサーメーカーです。

そして、RyzenがAMD社が開発したプロセッサーの名称ということです。

 

AMD社は、ゲーム機や航空機のプロセッサーに定評があり、多くの企業で採用されています。

グラフィック処理の分野では信頼性も高く、老舗のメーカーです。

 

基本性能としては、Coreシリーズよりもグラフィック性能で上回ることで有名です。

この為、オンラインゲームや動画処理といった内容でパソコンを使用する頻度が高い人に向いています。

 

SSDとは

パソコンを高速化するには、素早く転送データを送る必要があります。

これを実現するために開発されたのがSSDです。

 

HDDに代わる記憶装置の一種です。

HDDの場合、データをいちいち格納庫まで探しに行くイメージです。

しかし、容量は大きいので、データはたくさん入ります。

 

倉庫が広ければ探すのにも時間がかかりますよね?

それと同じ理屈だと思ってください。

 

これに対し、SSDは、いちいち探しに行くのではなく、ピンポイントでデータへアクセスできると思ってください。

また、ディスク回転等のパーツが無い為、HDDに比べて静かで耐衝にも強いです。

但し、まだ保存できる容量が少ない事が欠点です。

 

Optaneメモリーとは?

SSDは、高速でデータの転送が可能です.

しかし、保存できる情報量がHDDに劣ります。

そこで、HDDにOptaneメモリーという部品を付け、HDDの活動を補助させる機能を付加しました。

 

Optaneメモリーには、プログラムやデータを自動蓄積(キャッシュ)できます。

この為、2回目以降はHDDではなく、Optaneメモリーから直接取り出せるようになり、その分だけ速度が上昇しするというわけです。

 

CPU性能の違い

写真や動画グラフィックを表示する用途が多い場合は、AMD Ryzen搭載のパソコンを検討すると良いでしょう。

ネットサーフィンや、ブログ運営、ビジネス文書の作成といった軽作業での用途の場合は、速度に対するニーズによって選べば良いと思います。

 

普段使いの程度であれば、第8世代以降のCPUを選べば不満は無いと思います。

CPUの横に記載されている数字が1万を超えているPCは、かなり速いと考えて良いクラスです。

 

パソコンの動作速度にこだわりたいという人は、CPUだけではなく、SSDやOptane等を搭載した最新モデルを選べば間違いありません。

メタバースを利用する人等の場合は、メモリは16G以上・・といった時代になっていくと思います。

 

CPUに関するニュース

Intelは5月14日、同社製CPUで「Microarchitectural Data Sampling」(MDS)と呼ばれる脆弱性が存在することを明らかにしました。

サイドチャネル攻撃の一種で、本来アクセスできないプロセスのデータを推測されてしまう可能性があるため、これに関する更新プログラムが配布されます。

パスワードや暗号化キー等、機密データを盗む目的で悪用される可能性があるわけですがMDSを実際に悪用するのは技術的に難しい為、脆弱性の深刻度はそれほど高くはないでしょう。

これからリリースされるCPUには、ハードウェアレベルで緩和策が実装される予定です。

 

まとめ

これで、CPUについては大体の知識が得られたのではないでしょうか。

SSDについては、CPUへのデータ転送スピードを上げる装置だと考えればOKです。

OSもWindows11が主流になっていきますので、パソコン買い替え等の際に役に立ていただければと思います。

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