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マールブルク病って何?

2021年8月9日、世界保健機関(WHO)は、ギニアでマールブルグ病の発生が確認されたと発表しました。

これを見て、「マールブルク病って何?」と思った方も多いと思います。

そこで、この病気について簡単にまとめ、その他の関心事についてご紹介しておきたいと思います。

 

マールブルグ病とは?

ギニアでは今年、エボラ出血熱の発生により12人が死亡していました。

WHOは、ギニアでのエボラ終息を宣言したばかりでしたが、現在は再び緊迫した状況になっています。

 

マールブルグ病は、エボラウイルスと同じ系統に分類される出血熱を引き起こす病気で、感染力が強く、致死率も高い伝染病です。

WHO局長は、「マールブルグウイルスは遠方まで広まる可能性があるため、直ちに止める必要がある」と指摘しています。

 

マールブルグ病は、サハラ砂漠以南のアフリカ全域に生息する果実食のコウモリ(ルーセットオオ コウモリ)や、猿等から人へと感染したことが始まりだと考えられています。

感染者の体液等に触れると、人から人へと感染します

 

発症から5~7日目で出血傾向が出始め、嘔吐物や便に血が混ざるようになり、鼻、歯茎、性器等からも出血するようになります。

高熱が持続し、やがて脳や中枢神経にも障害が起こり、ショック状態から10日以内で死に至る確率が高い病気です。

(致死率は24~100%と言われており、非常に致死性の高い疾患)

 

ワクチンや治療法が存在しない為、一日も早く終息させる必要があります。

 

世界中で起こっている異変

コロナウイルスの他、現在の地球上では「脅威」と感じる事象がたくさん起こっています。

近年の異常気象等からも、明らかに今までとは違う世界になってきたと感じている方も多いのではないでしょうか。

 

直近では、コロナウイルスの変異株で『ラムダ株』というものが日本に上陸しています。

感染力がデルタ株(インド型)を上回り、重篤化するリスクも高い変異株です。

 

このほか、イオタ株等、次々と新しい変異株が見つかっており、発見スピードが追いついていない状況と思われます。

 

インドでは、ムコール病という恐ろしい病気が増加しました。

ステロイド投薬が原因で、免疫力が低下したからだと説明されていますが、これがコロナウイルスと関連している可能性もゼロではないかもしれません。

 

RSウイルス

日本では、RSウイルスに感染する人が増えているという事実もあります。

RSウィルス感染症は、RSウィルスの感染による呼吸器の感染症です。

RSウィルスは日本を含め世界中に分布していて、2歳までにほぼ100%の子供がRSウィルスに(少なくとも1度は)感染するものです。

 

注意が必要なのは、感染する時期が早すぎる場合や、体力の無い状況で感染する事です。

一般的な症状としては、大人や健康な子供は軽い風邪のような症状が多いですが、免疫力が低いと重篤化する危険があります。

 

初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数か月)にRSウィルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。

 

コロナウイルスにかかった人達は、少なくとも体力的に消耗している状況と言って良いと思います。

ワクチンを打った人達でも、同じように一時的に体力や免疫力が落ちている可能性もあります。

 

コロナウイルスへの感染によって、既存の免疫力が低下する後遺症が発生するという可能性も現時点で否定はできません。

RSウイルスの流行が拡大している事や、免疫力低下によって引き起こされる疾病が世界中で増加しているという事実から、各自が想像力を働かせて備えるしかありませんね。

 

まとめ

マールブルク病は、アフリカの一部で発生している疾病です。

今のところは日本での感染の心配はありません。

しかし、温暖化等によって、今までには発生しなかった場所で思わぬ病原菌が広がりを見せる可能性もあります。

私達の温度環境は確実に変化していますから、身の回りに発生するウイルスの特性もそれに伴って変化すると考えるべきでしょう。

今後の生活習慣や、感染予防の予備知識として参考になれば幸いです。

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