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ろ過装置の作り方を覚えて災害に備えよう!

災害時には、水道が断水される可能性がありますので、水の確保は大変重要です。

備蓄した水があったとしても、3日以上の断水になれば水に困る状況に陥ります。

このように長期的な断水が起こった際には、簡易的なろ過装置をつくる知識が役立ちます。

ろ過装置とは、布や小石等を使って水を浄化する装置のことです。

雨水等を再利用し、様々な目的で使用することができますので、覚えておきましょう。

自宅に必要な材料を備えておけば、いざという時にろ過装置を作ることができますよ。

 

ろ過装置の注意点

一番大事な事を最初に申し上げておきたいと思います。

それは、飲み水に使用する場合には、必ず煮沸してから使うという事です。

 

優秀なろ過装置を作ることができれば、たとえ泥水でも透明な水に変えることができます。

しかし、ウイルスや細菌等の小さなものは通り抜けてしまうため、そのまま飲み水に使うのは危険です。

 

被災中に体調を壊すと死に直結しますので、くれぐれも注意しましょう。

ろ過装置でつくった水は、沸騰させた場合を除き、飲料水や洗い物などに使用しないようにしてください。

 

ろ過装置の材料

 

容器はどんな物でも良いのですが、水が出る部分が小さくなっているものを用意します。

身近な物では、大きめのペットボトルを利用するのが良いかもしれません。

 

私は、収納用の入れ物を改造して準備してあります。

一度に多くの水を確保したい場合は、各家庭で容器の大きさを考えておくと良いです。

 

容器の他、以下のような物資が必要になります。

 

  • 活性炭
  • 砂利(小さめの粒)
  • 小石(直径1センチ以下)
  • 布(又は綿)

 

これらを、準備した容器に合わせて用意しておいてください。

フィルターが目詰まりしたら交換が必要になりますので、一定量を確保しておきましょう。

 

我が家では、庭や通路の敷石に大小混合の砂利を敷き詰めていますので、これを使うことを想定しています。

また、布については、不要になった衣類(特に綿製品)を保管してあります。

 

ゴミで捨ててしまう前に、「災害時に使えないか」という視点を持つことも大事です。

YouTube等にもろ過装置に関する動画がありますので、一度見ておくと良いかもしれません。

 

ろ過装置の作り方

使用する容器の底に直径1センチ程度の穴を空けます。(元々空いている容器を使うと簡単です)

この穴に、綿や布を詰めます。

 

容器の一番底には、中砂利を敷き入れます。

その上に、小砂利を敷き入れてください。

1~3センチ程度の層になるように入れるイメージで、容器の大きさに合わせて適当な量を入れます。

 

更にその上から布を敷き入れます。

布の層は、2センチ以上になるように敷き詰めてください。

 

次に、布の上に活性炭を敷きます。

そして、この活性炭の上に再び砂利(小・中の混合)を入れます。

 

容器が深い場合、砂利と布の層を交互に積み増していきます。

こうして容器一杯までろ過装置の材料が敷き詰められたら完成です。

 

まとめ

フィルターとしての機能は、布や綿の他にもコーヒーフィルターや、熱帯魚用のフィルター等を代用することもできます。

小石等は、良く洗って保管しておくと良いです。

ろ過装置は意外に簡単に作成できますので、夏休みの自由研究等で子供と一緒につくってみる等、事前の演習をしておくと尚良いと思います。

また、煮沸するために必要な道具についても、合わせて備えておくようにしたいですね。

  • B!