トンガの海底噴火は、数百年~数千年に一度しか起こらないような大規模噴火と言われる規模でした。
発生場所が海底だったので、爆発規模から比較して被害も少なかったのが幸いでした。
もしも、このような大噴火が富士山等で発生したら、日本の半分以上が麻痺状態になってしまいますし、世界にも多大な影響がでます。
今回のトンガの噴火でも、様々なところに影響が出てくる可能性があります。
この記事では、日本に及ぶ影響について、事前に予測できる事項についてまとめてみました。
日本海域への影響
トンガの大噴火の後、日本にも津波警報が出ました。
各国で、1~2mの津波が発生し、実被害が出た港もありましたよね。
今後も、小規模な噴火を繰り返し、小さな津波が到達する可能性があります。
沿岸での釣りや、漁船等の出航に影響が出そうです。
軽石被害についても懸念されています。
しばらくは、クルーズ船やフェリー等にも影響が出ることが予想されます。
その他、海洋生物への影響や、日本での漁獲量等に何らかの変化が出てくる可能性もあります。
気象への影響
大噴火によって噴煙が上がり、今後はこれが広範囲に影響する可能性があります。
航空機にも広範囲で制限がかかる可能性があるので、情報に注意しましょう。
最悪の場合、噴煙量が増大して空に広がり、これが日差しを遮ることで地球の温度を下げます。
本来の季節性とは異なる温度変化をもたらすので、この影響が数年続く可能性があるのです。
フィリピンで発生したピナツボ火山の際には、2年程度影響があったと言われています。
もしかすると、日本にも冷夏という形で影響が出ることになるかもしれませんね。
そうなると、夏の野菜の収穫や、ビールやアイスの売上等にも影響してきます。
トカラ列島への影響
今回の噴火が、日本近海の火山帯にどのような影響を与えるかは未知数ですが、噴火による振動や衝撃が海底を伝わり、何らかの影響を及ぼす可能性はあるかもしれません。
南海トラフへの影響は低いかもしれませんが、地震の動向等にも少し注意しておきたいところですね。
経済的影響
日本には、富士山の他、たくさんの火山があります。
今回のトンガの大噴火は、日本での噴火リスクに対しても意識を向かわせる出来事になりそうですよね。
直接的な経済的影響はなさそうに思いますが、トンガの噴火は、確実に噴火への意識や注目を高めました。
今後も、TV番組等で取り上げられる回数が増える為、噴火に備えた防災グッズ等の売れ行きが伸びるかもしれません。
日本の場合、南海トラフ地震への警戒感が高まっているので、備えを考える人が増加していくと思います。
早めの準備をして、品薄状態になる前に入手しておきましょう!
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まとめ
話をまとめると、トンガの噴火では、以下のような影響が考えられます。
身近なところでは、航空機や船舶の他、漁獲量等での影響を受ける可能性が高そうですね。
- 波への影響
- 津波
- 漁獲量の減少
- 軽石等の被害
- 航空機と船舶の運航
- 気象への影響
- 軽微な経済的影響