環境によって、2~4m程度に伸びて、茎もかなり太くなります。
雑草には一つ一つ名前があり、成長点等について知ることで効率的に草刈りができる事もあります。
草刈りをする前に、まずは自生している雑草の事を調べてみると良いと思います。
背の高い雑草の名前
皆さんが検索して探している雑草の名前は、おそらくセイタカアワダチソウです。
北アメリカからやってきた外来種で、多年生です。
夏から秋ごろにかけて花をつけ、切り倒す際などにフワフワと綿のようなものが飛びます。
肥沃で日当たりの良い場所などの場合、4~5m近くまで伸びることもあり、早めに刈っておきたい雑草です。
茎の直系が2センチ以上になってくると、鎌等では処理がしにくくなります。(小型ノコギリや鉈のような道具で切り倒す方が早い)
茎自体はそれほど固くないのですが、外側だけは一定の硬度があり、刃が入りにくい特徴があります。
ケバケバしたとげのような繊毛があるので、軍手等の準備も必須です。
背丈が6mを超えるような自生植物は、桐の可能性もあります。(半年~1年程度で6mくらいまで成長)
雑草に見えるのですが、サイズの大きな植物は、木の子供である可能性があります。
成長点と駆除方法
背が高い雑草はイネ科が多いですが、セイタカアワダチソウはキク科に属しているそうです。
通常、根本付近で刈ることになりますが、根本的には駆除できないと考えた方が良いです。
この種は、地下茎がネットワークとなって繁殖をすることができるからです。
完全な駆除が難しい反面、他の植物の成長を抑制する効果(アレロパシー)もあるようなので、上手く付き合っていくと維持しやすくなるかもしれません。
セイタカアワダチソウの他、類似の雑草としては、オオアワダチソウ、メリケンカルカヤ等があります。
いづれにしても、効果的な駆除方法としては、早めに「草刈り」をすることです。
草刈りのコツ
セイタカアワダチソウの場合、周囲に等間隔に自生されてしまうことが多いです。
土地の広さによっては、数十本、数百本という数を相手にすることも出てくるでしょう。
機械を使う場合は別ですが、手作業で草刈りを行う場合には、登り鎌や小型ノコギリを使うのがオススメです。
ある程度の背丈になっている場合でも、小型ノコギリで2~3回引くだけで倒れます。
少し切れ目を入れると、パキン!と割れて倒れますので、あとは切り離すために刃を入れるだけで済みます。
背丈が1m前後の場合は、鎌等の方が作業が早いので、状況に応じた道具選びが大切です。
大きく育った雑草は、水を吸って重くなっています。
この為、刈り取った雑草は、できるだけ運ばずにまとめて放置しておき、後日まとめて整理すると良いです。
天候にもよりますが、2週間程度放置しておくと、茶色く変色して水分が抜けます。
数日間、晴れの日が続けば枯れて軽くなりますので、余裕があれば、60cm程度に切断してまとめておくと片付けやすくて良いです。
まとめ
背の高い雑草の正体は、セイタカアワダチソウ、オオアワダチソウ、メリケンカルカヤのどれかである可能性大です。
駆除方法のコツや、道具選び等をしっかりリサーチしておくと、草刈りが楽に進むと思います。
草刈りは、思いのほか奥が深く、いくつかの道具を使い分けることで仕事が楽になります。
小さな鎌だけでは途方もない作業になってしまうこともありますので、自生している雑草の種類をよく観察してみてください。
草刈りの際には、ブヨや蚊等の虫刺され対策も大切ですので、以下の記事も合わせて読んでみてください。
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