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銀(シルバー)が黒く変色する原因とお手入れ方法

銀のアクセサリーや、食器類などは、時間の経過とともに黒ずんできますよね。

この記事では、この黒く変化した銀製品を、ピカピカに維持する方法をご紹介します。

銀製品の黒ずみに悩んでいる人は、是非試してみてください。

基本的なメンテナンス

大事な銀製品については、日頃からのお手入れが大事です。

黒ずみを落とす裏ワザは後述するとして、まずは基本的なお手入れの方法からご紹介しておきますね。

 

シルバー用のメンテナンス用品には、「シルバーダスター」や、「シルバークリーナー」といったものがあります。

普段からお手入れをしていく際には、以下のようなアイテムを購入すると良いでしょう。

 

シルバーダスターは、柔らかい布に研磨剤(珪藻土等)を浸み込ませた貴金属製品お手入れ用のクロスです。

 

銀製品の表面の汚れ等をクロスで軽く拭くだけで美しい艶が戻ります。

ドイツ製の商品が多く、貴金属製品のくもりと汚れを取り除くとともに、ある程度の錆止め効果もあるようです。

価格は、1,500~2,000円位で販売されていることが多いです。

 

シルバークリーナーは、変色や汚れのついた銀製品を専用液に1~2分浸すだけで輝きが甦るという商品です。

液体は繰り返し使用できますし、価格も1,200円程度です。

 

銀が黒くなる理由

銀は、空気中の硫化水素(硫黄)と化学反応を起こします。

この化学反応によって硫化銀という物質に変わことで色に変化(硫化)が起こります。

硫化銀となって皮膜が発生すると、本来の銀色が隠れてしまうのです。

 

黒が濃くなるには数年かかることもありますが、最初は金色っぽく変化します。

もう少し時間が経つと、茶色っぽくなってきて、最後には黒色に見えるようになります。

空気が無い場所に保管することはできませんから、日頃から磨いて手入れをするか、定期的に黒ずみを除去するしかありませんね。

 

銀をピカピカにする裏技

テレビ等でも紹介された裏技がありますので、手順をご紹介しておきます。

 

1.鍋に水を入れて沸騰させます。

水の量は、銀製品が浸かる程度でOKです。

鍋の中に大さじ1~2杯の塩を入れて溶かします。

 

2.アルミホイルを鍋の大きさに合わせて適当に切り、鍋底に沈めて敷きます。

 

3.鍋の中に銀製品を入れます。

数秒で黒ずみが分解され、ピカピカになります。

 

4.良く洗って磨いて完了です。

 

銀の豆知識

元素記号の Ag は、銀を意味するラテン語 argentum に由来するそうです。

銀は伝導率が優れていて、通常の環境下であれば、地球上の金属でナンバーワンです。

 

銀が古くからセレブ達が使う食器の材料として用いられてきました。

その理由には、硫黄化合物やヒ素化合物などの毒を混入された際、化学変化による変色で異変を察知できるからだとも言われています。

 

また、銀イオンはバクテリアなどに対して強い殺菌力があります。

現在では、これを利用して抗菌剤等が開発されていますが、食品を扱う器としても優れた特性があったわけですね。

 

まとめ

銀製品が黒く変化するのは、化学変化によって被膜ができるためです。

普段からお手入れをしていれば、被膜ができるスピードよりも磨かれることによる効果が上回る為、変化を遅くできます。

変色が起きた際には、既存商品や裏技を使って、綺麗な状態を維持するようにすると良いですね。

 

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