5月5日の更新プログラムによって、Office 2013・2016のエクセル等に一部不具合が生じています。
エラーの出ない不具合の為、あまり大騒ぎされていませんが、余計な手間が発生することは確かです。
Excel の文字サイズやセルの表示幅が異なる設定に変更されてしまうというトラブルが複数報告されています。
この問題の解決方法について、手短にまとめておきたいと思います。
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セルの幅とフォントが崩れる不具合
2019年5月5日に自動更新プログラムがインストールされた後、縦横比が元のサイズとは違う大きさで表示されるという現象が起きることがあります。
これによって、添付している写真等にも影響が出てしまいます。
Office 2013、2016版の両方で症状が確認されていますので、おそらく2019版でも同様の現象が起きているのではないかと思います。
今回の不具合は、手動によってセルのサイズを変更すれば対応できるのですが、データ内容や量によっては非常に手間がかかると思います。
以下にご紹介する対処法で改善する可能性が高いので、取り急ぎご紹介しておきます。
不具合の対処法
更新プログラムの中に含まれている「KB4495667」をアンインストールします。
方法は、以下の通りです。
1.更新とセキュリティを選択
2.「更新の履歴を表示する」を選択
3.「更新プログラムをアンインストールする」を選択
4.右上に表示される検索ウインドウに、 KB4495667と入力する。
5.該当するプログラムをアンインストールする。
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フォントとの関連性
Officeで使用しているフォントが、「MS Pゴシック」、「MSゴシック」、「MS UIゴシック」、「MS 明朝」等を使用している場合、Excel 以外のアプリケーションでも影響が出ます。
フォントは元々MSPゴシックや明朝を使用していましたが、游明朝に設定が変更されていたという報告もあります。
Office 2013、2016のどちらにおいても、令和関連のアップデート後にフォントが勝手に変更されている等の現象が起きることがあるようです。
撤回されたプログラム「KB4462238」
Microsoftは、5月7日にリリースのOffice 2016向けの更新プログラム「KB4462238」を撤回しています。
この更新プログラムの導入後、ハイパーリンクのクリックでOfficeアプリの動作が停止する問題が発覚したためと発表しています。
既にインストールされている場合は、「KB4462238」をアンインストールすることで問題を回避できます。
5月15日の更新プログラム
5月15日の更新プログラムでは、新たに見つかったセキュリティの脆弱性に関する修正の他、品質向上プログラムが主な内容だそうです。
この中には、前回の更新で発生したフォント不具合の修正を含んでいるようです。
実際に、更新をしたパソコンで確認してみましたが、セル幅やフォントは相変わらずおかしなままでした。
次回の修正まで待ってみて、それでも変わらなければ、 KB4495667をアンインストールするしかないかもしれません。
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まとめ
現状の解決方法としては、「KB4495667」をアンインストールするのが近道です。
この不具合については、今後のUpdateによって改善されると思いますので、不便を感じない人はそのままで使用していても良いと思います。
既存のレイアウトが崩れて困っている人は、この記事の対処法を試してみて下さい。
このような突然の不具合を避けたい人は、しばらくの間、自動更新を任意設定に変更しておきましょう。