人生での幸福度は、夫婦仲の良さで大きく変わってきます。
誰もが幸せな夫婦生活を夢見てスタートしたはずだと思いますが、実際の世の中を見てみると、なかなか難しい状況にある人が少なくありません。
このような人達は、「結婚は忍耐だ」等と言い、夫婦関係を保つために多くの我慢をしていると感じています。
一方で、結婚して20年以上経過しても、新婚当初より仲が良いという夫婦もいます。
このような夫婦は、「結婚は良いもの」と感じていて、とても幸せな毎日を送っています。
つまり、忍耐や我慢のような苦痛を感じていないのです。
ビジネスでも同じですが、成功事例には必ず他とは違うノウハウや、法則があります。
この記事では、彼等に共通する、夫婦円満の秘訣(3つのルール)についてご紹介します。
ルールその1
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1つめのルールは、『パートナーの気持ちを理解しようとし続ける事』です。
相手が本当に望んでいる事や、日々の悩み等は、意外に夫婦間でも分かりあえていないものではないでしょうか。
このような意識を持っている夫婦は、気持ちのすれ違いが減ります。
小さな事に思えるかもしれませんが、長い夫婦生活の中では、この小さな蓄積が二人の関係性を構築していくための重要部品なのです。
人生経験が増え、年を重ねていくと、考え方も微妙に変化していく部分があります。
お互いがこのような変化に気付かなければ、少しずつ相手の気持ちが理解できなくなっていきます。
自分が思っていた人とは違ったのかも・・なんて事になるのは、普段から気持ちを察する意識が低い夫婦だった証拠なのです。
考え方が大きく変わる出来事があり、実際に変化した場合、「以前とは違う人と暮らしている」という状況になります。
ですから、人生で起きたことをお互いが共有し、考え方の変化等も常に理解し合っていかなければ上手くいかない部分が出てきます。
会社でも、共有のための会議は大切ですよね。
ところが、家庭ではこのような大事な会議をまったくしていないという人が多いのです。
これでは夫婦円満になれるわけがないと思いませんか?
夫婦仲が良くなる効果の具体例
ルールその1『パートナーの気持ちを理解しようとし続ける事』による効果について、もう少し詳しくご紹介します。
理解を深め、このルールの重要性を共感できなければ、結局は身に付かないと思います。
是非、最後まで読んで幸せへのヒントを掴んでいただければと思います。
嫌な思いをさせないという愛
相手の気持ちを察する努力をしていると、いつしか「嫌な事」が何か分かるようになります。
ちょっとした仕草が嫌だったり、潔癖症的な一面があることを知らない場合もあると思います。
言葉の使い方等で、とても嫌だと感じる表現がある場合も多いです。
1つ1つは些細なことですが、このような情報を知っておいてあげることで、相手が幸せでいられる時間が長くなります。
少なくとも、貴方といる時は、嫌な思いをしなくて済むということになるでしょう。
失う想像力を持つ事
相手が嫌がる事というと、浮気等を想像してしまいがちですが、浮気はしないのが当たり前の話ですよね。
お互いが、もっと身近で小さな事にも目を向けられるようになれば、浮気の心配などいらなくなります。
浮気をする人は、想像力が欠如しているのだと思います。
本能的に、異性に興味を持つのは自然なことですが、それを理性で抑えるのが常識人というものですよね。
大切な人を傷つけるとか、失ってしまう可能性を現実的に考えることができない人は、本当に愚かです。
それより大事なものが他にあるのなら、始めから結婚等する必要がありませんよね。
本物の気持ちを理解する
そもそも、「嫌な思いをさせたくない」という気持ちが本物でなければ、日々の小さな部分にまで意識を向けることはできません。
長続きせずに終わってしまう程度では、本当の夫婦円満は得られないでしょう。
そして、それができる程の愛がある人は、浮気などできるわけがないのです。
実際、夫婦円満な家庭を持つ男性は、キャバクラや風俗に行きませんし、共通してこのような浮かれた行動をとりません。
本物の愛に到達している人達は、相手を傷つけるようなことは一切しないということですね。
ルールその2
夫婦円満になるためのルールその2は、『話し合いを後回しにしない事』です。
これには色々な意味があります。
例えば、相手に気持ちを伝えるという事もそうですし、悪い部分を認めて謝るという事も含まれてきます。
我慢して抱え込んでいても、結局はどこかで爆発することになります。
心のどこかで「私が我慢してあげた」とか、「いつも我慢させられている」という気持ちが募っていくからです。
最悪なのは、お互いがこのような感情を抱いているケースでしょう。
夫婦円満を実現しているカップルは、喧嘩や話合いを後回しにしないという人が多いです。
どんなに面倒でも、一両日中にはお互いの気持ちを伝えあい、理解を深めるための時間をとるのです。
納得できない事は、決して譲る必要はありません。
「ここは譲れない」と本音を主張していいのです。
我慢するのではなく、自分がそう思う理由をきちんと伝える作業ですので、なんの妥協もいりません。
『仲良くなりたい』という気持ちが強ければ、この努力ができるはずです。
きちんと話合って終わる喧嘩を乗り越えた数だけ、お互いへの理解も深くなるものです。
話もしたくないという状態になっても、少し時間をおいて必ずこのような時間をとっていきましょう。
怒っている時にこのような対応をするのが難しい事もあるでしょう。
でも、それができる夫婦とそうでない夫婦の差は大きいという事なのです。
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喧嘩が終わらない人
喧嘩が終わらないという理由をつけ、話し合いを避ける人がいます。
言い合いになるのが目に見えているから、何も言わずにいることを選ぶのです。
これは、仮面夫婦への第一歩です。
面倒なことから逃げているだけの解決法なので、楽をした分だけすれ違いが増えていきます。
本当に喧嘩が終わらない相手なのであれば、それは相性が悪いという事です。
話合えば分かりあえる相手だからこそ結婚するのであって、それができない相手だったのであれば早々に離婚した方が身のためですよね?
結局のところ、結婚において我慢などしていては、一向に幸せになれないわけです。
謝れない人
喧嘩をした時、自分から謝ることができないという人がいます。
これも、夫婦円満を妨げる代表要因の一つです。
自分が悪いと分かっているのに「謝りたくない」と考えるのは、自分のことがカワイイだけのワガママ発想です。
そんなプライドを持っていても、誰も尊敬はしませんし、むしろカッコ悪い人間ですよね。
また、「余計に怒るから意見を言えない」という人もいます。
しかし、自分の意見をぶつける勇気のない人に、相手を責める資格はありません。
我慢して辛くなるのは自分なのですから、とことん理解してもらうように言葉で伝えてください。
ある男性は、自分の奥さんが先に謝ってきた時には、「先に謝らせてしまった」と反省するそうです。
仲直りするための努力を、女性の方にさせてしまったことを悔いているのです。
冷静に話合えば、お互いを理解し、仲直りできると確信している人の思考ですね。
これが、夫婦円満を実現できる人の考え方なのです。
ルールその3
3つ目のルールは、『相手に感謝し、喜ばせる事』です。
これは、贈り物等で喜ばせるということではありません。
感謝を気持ちや行動で示し、相手が幸せな気持ちになることです。
どんな夫婦でも、パートナーは自分のために何かしら努力をしてくれている部分があるはずです。
少なくとも、新婚当初はあったはずですよね?
それが持続しなかったのは、相手への感謝が足りなかったせいです。
夫婦円満になれない人は、何かしてもらっても「夫婦だから当たり前」等と考えます。
また、「仕事をすることで返している」とか「言わなくても分かるはず」等と都合の良い発想をしています。
自分にしてくれた小さな努力に対してきちんと感謝し、「いつもありがとう」と声をかけるだけでも、結婚人生は全く違う結果になります。
感謝をする人は、その感謝を何かの形で返します。
贈り物をするという意味ではなく、日々の生活の中で「優しくしてあげる」とか、「育児を手伝ってあげる」といった行動に繋がっていくのです。
すると、相手も同じように感謝を返してくるようになり、幸福の相乗効果が生まれます。
子供に対する愛情と同じように、パートナーに対して「喜ばせてあげたい」という感謝の気持ちを持てる人は、夫婦円満の才能があります。
面倒くさがる人
相手への感謝で何かを行動する場合、それは努力や我慢ではありません。
ですから、お手伝い等をして奥さんのご機嫌をとるという感覚を持っている人は、あまり夫婦円満の才能が無い人といって良いでしょう。
気持ちを伝えたり、感謝を行動で示すことが面倒だと感じる人は、幸せな結婚生活にはなりませんので、独身でいたほうが身のためです。
育児が面倒くさいと言って放り出せば、子供はどうなるでしょうか。
夫婦関係もそれと同じです。
相手の為にしたことは、必ず自分の幸せになって返ってきます。
その効果が最も見込めるのが夫婦関係です。
それなのに、これを面倒くさがっているようでは話になりませんよね。
ルールが守れなかった時は?
どんな夫婦間でも、バランスが崩れることはあります。
一時的には、3つのルールを守れなくなってしまう時もあるでしょう。
大事なのは、ルールを外れたことに気付き、軌道修正することです。
本来の自分を取り戻し、一日も早く良い状態に戻しましょう。
この繰り返しができる夫婦は、日々愛情が増幅していきます。
結果、お互いがお互いのために生きるようになり、結婚生活が充実したものになるでしょう。
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まとめ
この記事は、皆さんの幸せのために書いた記事です。
夫婦で楽しく幸せに暮らせる人が1人でも増えるきっかけになれば嬉しいです。
この話に、深く、強く共感できた人程、ルールを守る気持ちを強く持てるはずです。
納得して自然に取り組める人は、夫婦円満になること間違いなしだと思います。(笑)