2019年7月以降、グーグルアナリティクスからの報告で「AMP ページに埋め込みの動画がありません」という警告を受けるケースが増えているようです。
詳細を見ると、「コンテンツの不一致:埋め込み動画なし」と表示されています。
グーグル側でAMPエラー検出基準が変更された可能性が高そうですが、ブログ運営者側の対処について分かる限りでまとめておきます。
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AMP ページに埋め込みの動画がありません
エラーを読むと、以下のような文章になっていると思います。
弊社のシステムにより、貴サイトの AMP ページに、対応する正規ページにある動画が含まれていないことが検出されました。ユーザーは、対応する正規ページにあるすべての関連コンテンツが AMP ページでも表示されるものと考えています。優れたユーザー エクスペリエンスを提供するために、関連するすべての動画を両方のページに埋め込むことを強くおすすめいたします。
要約すると、パソコン向けページに埋め込んでいる動画URLが、AMPページに存在しないので、「AMPページとして記事を読んでいる人には閲覧できないよ?」と警告しています。
違反をしているわけではないので、「重要ではない問題」として扱われているようです。
エラーの詳細を追っていくと、「リンクされている AMP バージョンは有効ですが警告があります」と表示されると思います。
Google 検索結果の AMP 固有の機能の対象ではありますが、AMP のおすすめの設定に完全には準拠していないという事だそうです。
この結果、どうなるかというと、AMPには合格していて、検索結果にも載りますが、AMPページでは見る事ができないわけです。
この状況が、「コンテンツの不一致」だと言っているようです。
エラー対象の動画をチェックする
サーチコンソールからエラーの原因となっている記事のアドレスを確認します。
次に、その記事の中にある問題の動画を確認してください。
原因となっているのは、古い動画とは限りません。
最近アップした動画でもエラーの対象になります。
私の場合、7月に入ってから放映されたCM動画がこれに該当しました。
URLを確認してみると、動画IDが埋め込まれていないタイプの共有コードでした。
要するに、YouTube の貼り付けコードの処理について、エラーが起こるものがあるということです。
動画提供側の都合でもある問題です。
エラーが検出された記事のAMPを無効にする機能がある場合には、これを試すのも良いと思います。
私のサイトで試したところ、AMPページを無効にした翌日にはエラーが消えていました。
ページの表示スピードは落ちると思いますので、この辺りの判断は運営者次第ですね。
写真に変更する
どうしても必要ではない動画であれば、重要なシーンの写真に変えてしまうという手もあります。
要するに、動画を削除してしまえば問題は解決します。
しかし、特定の人に見ることができない状況であるだけですし、グーグルのオススメする設定ではないにしても、サイト全体に影響するような不具合ではありません。
この状況に不便や違和感がない人は、そのままにしていても良いでしょう。
エラーが出ているだけで気持ち悪いとか、誰かが観る事が出来ないなら意味がないと考える運営者は、ご紹介したような対処をしてください。
まとめ
対処方法としては、動画の貼り付けコード処理を変更し、グーグルの推奨する設定でアップすることができれば、それでも問題ありません。
しかし、一般の人には難しい処理になるでしょうから、この記事でご紹介したような対処法でクリアするのが早いと思います。