世の中には、「霊が見える」とか「神様が見える」といった人達がいます。
そして、その全てを嘘だとも言い切れません。
実際、無神論者の私でも、幽霊やUFOを何度か見た経験がありますし、世の中には説明のつかないエピソードに溢れています。
今回は、スピリチュアル的な話を信じるかどうかに関係なく、読んで損のない「怒り」についてのお話です。
誰にとっても良いメッセージだと思いますので、皆さんも考えてみてください。
神様のメッセージ
ある人が、「怒りの抑え方」を神様に聞いたそうです。
神様に怒りをコントロールするにはどう考えればいいのかを聞いたところ、瞬時に以下のようなメッセージを受けたそうです。
『自由でいること』
『誠実に』
『喜ばせること』
この3つの言葉が降りて、交信を終えたそうです。
自由とは?
自由でいれば怒りはなくなりますが、その代わりに信頼や誠実さを失うというメッセージでもあるそうです。
つまり、それでもよければ、怒りは簡単に収まるよというメッセージです。
実は、怒りを無くす方法は簡単で、本心から自由気ままに振る舞えばいいわけです。
相手を完全に無視して黙るという自由もあれば、とことん好き勝手にするという自由もあります。
確かに、相手のことを考えず、自由気ままに振る舞ってよいのなら怒りなんて生まれませんよね。
実際、過去の歴史上、権力者が気に食わない相手を殺してしまうなんてことは珍しくない話です。
確かに、自由になれば、怒りはすぐに消えるでしょう。
でも、それだけでは上手くいかないのは目に見えています。
怒りを発生させない手段は、意外にも「自由気ままになればいい」という事だったわけですが、同時に色々と失うもの(デメリット)もあるわけです。
自分がしたい方向へ行動すると、どうしても思い通りにいかない事(怒り)が出てくるものです。
相手があなたの方針を受け入れないこともありますし、思い通りにならないことは多いからです。
怒りを無くす究極の方法は、平和的に心からどうでもいいと思える自由な状態になる事です。
誰かに縛られる働き方(生き方)をやめて、自由でいなさいというメッセージではなく、怒りの本質を知りなさいというメッセージなのだそうです。
同時に、正しい怒りなら抑えないのも自由・・というメッセージでもあるかもしれません。
誠実の意味
自分自身の思考に誠実であること・・という意味に感じたそうです。
自分の思考が誠実であれば、他人への態度も誠実になり、怒りも悪い事も消える・・というところでしょうか。
例えば、相手の事を思って本気で仕事に取り組んでいる人は、いいかげんな仕事をする人に怒りを感じます。
また、自分の行動に信念を持っていますから、失礼な相手にも腹が立つでしょう。
つまり、貴方が誠実に取り組んでいる人である程、腹の立つことは増えるわけで、それは決して悪い事ではないのです。
要するに、誠実さからくる怒りは、貴方の尊いプライドによる意思表示です。
ですから、誠実に怒ること自体は悪いことではありません。
怒鳴ったりするのではなく、きちんと自分の誠実さからくる怒りであることを伝えれば良いのです。
誠実に接する価値がない相手とは、決別するという判断をするのが正しい行動という事です。
それが、(誠実な人が)怒りを消すための正しい行いということになります。
相手を悪く思う気持ちが芽生えたら、その思考は最も誠実な状態で思考していないという事でもあると思います。
正しい怒りかどうか冷静に考えて観るようにしたいですね。
喜ばせなさい
これは、実にシンプルで深い言葉です。
受信者は、これを最も強いメッセージに感じたそうです。
考えてみれば、相手を喜ばせる事ができれば怒られることはありません。
ですから、自己中心的な思考(自由)ではなく、誠実に喜ばせる努力をしていたかどうかを考えれば良いのです。
そこに嘘がなければ、相手が悪いという事で、むしろ怒らなければならないシーンでしょう。
同僚・部下・上司などに対して、不満を感じている人は、ちょっと考えてみてください。
それが、「自分ばかり尽くしている」とか「割に合わない」という思考(怒り)なら、「誠実な努力をしてきたか」という視点でもう一度自分の行動を振り返ってみましょう。
誠実さから湧き上がる怒りであると確信できたなら、その会社は辞めるべきでしょう。
若しくは、本気で怒ってぶつかって良いというメッセージなのです。
正しく怒り、行動を起こした場合、必ず良い結果になるそうです。
全ての答えは、その先にあるのです。
怒りの代償
医学的な面から見ると、怒りが人体に与える影響にも注目すべきだと思います。
怒りを覚え、悪口や暴言を吐いている時の人の脳は、とても大きなダメージを負っている状態なのだとか。
激しい怒りは、胃の緊張も発生させます。
極度に怒った時の様子を「はらわたが煮えくり返る」と表現されるのは、胃の緊張によって胃酸が出すぎた状態です。
胃が荒れると、皮膚にも影響が出てきます。
顔に吹き出物(ニキビ)のようなものが出てくる事も多く、怒りが自分を醜くするのです。
また、怒ると自律神経が乱れ、ホルモンバランス等にも悪影響を与えます。
高血圧になって寿命を縮めるかもしれません。
そう考えると、怒りは自分に返ってくる呪いでもあるように思えてきませんか?
誰かを守るためとか、正義のためである場合はしかたありませんが、つまらない事で怒るのは自分を痛めつけることに他なりません。
そんな愚かな怒りは捨て、自分が正しく怒っているか判断できるようになる必要があるのではないでしょうか。
未熟な私達には、分かっていても難しい面もありますが、考えれば考えるほど最低限にとどめるべき感情に思えてきます。
まとめ
神様から贈られたという、この3つの言葉。
皆さんにはどんな風に伝わり、感じたでしょうか。
私は、個人的にとても感銘を受ける内容でした。
会社や友人には、結果的に決別して良かったと思える事もあると思います。
怒りはできるだけ自制したいものですが、本当に正しくて誠実な思考による怒りであれば、何かを変える力になることもあると思います。
自己中心的な怒りは禁物ですね。