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ロシアがウクライナを侵攻する理由を分かり易く説明してみた

ロシアはなんでウクライナを侵攻するの?

この疑問に簡単に答える記事です。

ロシアが何故ウクライナを侵攻したのか」について理解できると思います。

 

ロシアろウクライナの関係性

元々、ウクライナはソ連の構成国でした。

昔、ソ連が崩壊した時に独立した経緯があります。

 

ウクライナの位置は、西側がヨーロッパに接していて、東側にロシアがある場所です。

要するに、ヨーロッパ側とロシアに挟まれてる場所になります。

 

ウクライナの中でも、西側の地域はヨーロッパに対して親密です。

一方、東地域はロシアの支配・影響力が強い感じになっていました。

 

ウクライナは欧米派に

ウクライナ政権は、ロシア寄りの政治家によって統治されていた期間が長く続いていました。

しかし、近年になって「ヨーロッパと仲良くした方が色々と都合が良いよね」と考える人達が増えてきました。

この流れが加速し、当時の大統領(ヤヌコヴィッチ)が追放されてしまいます。

 

ロシアからすれば、欧米寄りの大統領が就任すると都合が悪い事が多くなりますし、軍事的にも問題がありました。

そこで、ロシアは、「ウクライナのクリミア半島をロシアに併合して実行支配するよ」と宣言しました。(2014年)

クリミア半島には、ロシアの軍事基地があり、ヨーロッパ側に渡すことはできないという思惑があったからです。

 

ウクライナの本音としては、ヨーロッパと親交を深め、NATOへの加盟を希望しているのですが、ロシアとしては非常に都合が悪かったわけです。

 

軍事的な理由が強い

簡単に言えば、ロシアは、ウクライナのNATO加盟を阻止したいと考えていました。

ウクライナがヨーロッパに取り込まれ、NATOの思う通りになる国になれば、ウクライナ領内にロシアの脅威となる軍事施設が配置されることになるからです。

 

ロシアは、国境近くに敵を招くことになるので、今後も大きな軍事的ストレスを感じることになりますよね?

これに伴って、多額の軍事予算も必要になるでしょう。

 

結果、多少強引でも併合宣言を出して軍事支配してしまった方が良い・・というわことになるわけなのです。

短期間で占拠することができれば、その方が安く済むという目算もあったのかもしれません。

 

各国からの経済制裁を覚悟してでも、引き下がるわけにはいかない状況にまで到達したようです。

ロシアの軍事的な優位性が低下することが怖くてしかたない・・という心情を表しているようにも思えます。

 

アメリカとNATOの視点

アメリカやNATOからすれば、「ウクライナ侵攻は許さない」という立場になります。

ロシアへの軍事対策としても有利になる話ですし、何よりウクライナがNATO加盟を望んでいたからです。

 

そこで、アメリカとヨーロッパ諸国は、ロシアが軍事侵攻をしたら経済的な制裁をすると宣言しました。

また、もし侵攻をしたら、小さな争いでは済まないと警告していました。

 

要するに、大きな戦争に発展するぞ!と威嚇していたわけですので、今回の侵攻は世界的にも衝撃が走るものでした。

ロシアもはじめから大戦争をするつもりはなかったでしょうが、簡単に引くわけにもいかない状況にまで到達しました。

 

 

まとめ

ロシアがウクライナ侵攻をした理由は、要するに「隣国にNATOのミサイル基地をつくらせたくない」という軍事的事情が発端です。

ウクライナのNATO加盟を許せば、大きなストレスがかかり、膨大な軍事予算が必要になるので、なんとか阻止したいという事情ですね。

これに加え、ウクライナの農業や優良企業等がロシア側の支配下になるメリットにも欲が出た可能性があります。

実際の所、予想外にロシア経済へのマイナス効果が大きく、ただでさえ厳しかった社会保障状況は更に悪化することになるでしょう。

人間は、なかなか平和に対する精神的な進歩をすることができないようですね・・。

ポルポト政権による大虐殺も然り、国のトップに立つ人の判断で多くの人々の人生や生活が奪われてしまう現実があります。

一日も早く、この戦争が終わることを願って止みません。

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