霊能力者や霊媒師には、嘘っぽい人も多く、本物かどうかの見分けが難しいものがあります。
目に見えない世界のことは正誤の判断がつかない為、詐欺まがいの商売も成り立ってしまいます。
結局のところ、「信じるかどうかは貴方次第」という話になり、釈然としない部分がある話題ですよね。
個人的には、その能力で「どれだけお金を稼いでいるか」で判断するのも一考なのではないかと思います。
私の場合、本物だと確信できるレベルの能力をお持ちの方には、これまでに1人しかお会いしたことがありません。
今回は、その能力者からお聞きした、霊能力とお金(値段)の話です。
霊視
霊視能力は、電波を拾う能力だと考えると理解しやすいそうです。
要するに、弱い電波でも受信できるアンテナを持っている人は霊能力が高くなるわけです。
ですから、霊がハッキリと現れる(強い電波の)場合なら、全く霊感が無い人でも見えるのです。
霊感が無い人=アンテナが無い人・・、とも表現できそうです。
通常、霊の発するエネルギーがものすごく弱いので、殆ど感じる人がいないだけってことかもしれません。
霊視能力は、生れた時から持っている人の方が強い傾向があるようで、遺伝的に受け継がれる事例が殆どです。
15歳以下で能力が発覚するケースが多く、それ以外の能力開花は本当に稀で、偽物(嘘や精神疾患等)が多いのだそうです。
考えてみれば、存在しないアンテナが急に生えてくるなんて、そうそうあり得ない事です。
生まれながらにして指が一本多いとか、そんな特殊なものだと考えると合点がいきます。
後天的に見えるようになる人は、大きな事故や感電等、命を落としかけるような出来事を経験したり、能力者と一緒に修行等を行うことで、潜在的な能力開花が起こるようです。
先生によれば、見ただけでその人の潜在能力が分かるそうです。
色々な見え方がある
霊の存在を認知できる人って結構いますよね。
でも、その見え方はかなり様々なのだそうです。
発光体として捉える人、輪郭だけが見える人等、色々な見え方があるようです。
霊能力が高いと、人間と見分けがつかないくらい鮮明に見えるそうで、特に動物霊は判別できないくらいのリアルさで見えると聞きました。
例外的な例としては、憑依されたことによって霊能力が備わることもあるそうです。
正確に言えば、その人が見ているのではなく、憑依した霊体が見ているものが見えているって事だと思います。
できれば、こんな能力開花は避けたいところです。。
お祓いが出来る人
霊が見えると言う人は意外に多いのですが、きちんとしたお祓いができる人は少ないですよね。
見えるだけでお祓いが出来ない、というのが普通だと思います。
お経をあげるにしても、特殊な祝詞のようなものを使うにしても、一定の修行や勉強が必要なのでしょうから、希少な存在です。
並外れて能力が高い人の場合、式神を使ったり、自らの能力だけで除霊を行うことができるのだとか。
お経や祝詞を使うのは、この世への未練や恨み等が強すぎる場合だけで、基本的には念じるだけで祓えるようです。
霊能力が無い人でも、念が強い人というのはいて、これが生霊を飛ばす(飛ばされる)原因になることもあるそうです。
念の強い人は、自分の願いを実現させる(念じれば通じる)力も強いそうで、経営者等に多く見られるとのことでした。
守護霊について
守護霊は、先祖の霊と考えるのが一般的です。
先生によれば、稀に、一族が信仰していた神様が守り神的な存在になっていたり、動物霊等がついて低級霊から守られている人もいるそうです。
式神のような存在がついている人は、自分の意思とは関係なくその恩恵を受けていると聞きました。
式神と言うと、陰陽師で有名な安倍晴明を連想する人も多いと思いますが、あれとは少しイメージが違うのだそうです。
先生によれば、龍神の加護を受けているとか、人間の霊の力を借りている人が多いそうです。
仏教では「功徳」という言葉がありますが、これは死んだ人(霊)からも得られるそうで、亡くなった人達の応援を得られるようになれば、式神と同じように力を貸してもらえるという事だと思います。
式神をコントロールできるレベルにある人は、除霊や結界等も容易にできるわけですね。
時には、天候を変えてしまうくらい強い力を得られることもあるそうです。
波動・オーラの話
初めって会った人なのに、なんとなく威圧感とか壁のようなものを感じる人っていませんか?
先生が言うには、このようなオーラ(波動)がある人には、式神や霊がついていることがあるそうです。
特に、式神付きの場合、説明のつかない存在感とか雰囲気を纏っています。
見た目や話し方は優しくても、相手に無意識領域の怖さや威厳を感じさせていたりするようです。
要するに、その人のいる場所は神社仏閣などの神聖な場所にいるのと同じような雰囲気になってしまうらしいです。
まさに歩く神社といった存在ですね。
かなり珍しい事だそうですが、式神付きの人は、いるだけで座敷童的な効果をもたらしたり、心の変化や癒しを与えるそうです。
一方で、式神付きの人は、人との関わりを避ける性質を持つそうなので、なかなか接点は持てないのだとか。
インチキ霊能者
最後に、インチキ霊能者に多い特徴を挙げておきます。
参考にしていただき、騙されてお金をとられることの無いようにしてください。
中には、間違った作法等を行い、状況を悪化させているケースもあるそうですので、お気を付けください。
こんな人物に注意!
統計的に、以下のような特徴に該当する人物には注意してください。
- お経に過大な抑揚をつけている
- よくしゃべる
- やたらと意味不明な道具を使う
- 般若心経でお祓いをする
- 見た目(服装等)が派手
- 言葉使いや素行が悪い
- 霊を「やっつける」と言う
- 物を売ろうとする(多額の料金等)
除霊や供養にお経を使う場合には、一定の音で棒読みのように唱えるのが本来の作法だそうです。
お経は歌や呪文ではないので、音の上げ下げは必要なく、かえって聞き苦しい雑音になってしまいます。
暴走族のエンジン音のような調子でお経を読む人は、真似事でお経を覚えただけの人に多いそうです。(鍛えや念が入っていない)
また、般若心経を使っている霊媒師にも注意が必要だと思うとの事でした。
般若心経は、この世の仕組み等を説いたもので、自分の功徳を向上するために読むような経文なのだとか。
一般の人は、お経を読んでいるだけで「スゴイ」と思ってしまうのかもしれませんが、仏教の世界を深く知る人達からすると、ちょっとおかしな行為に見えるのだそうです。
霊体に対して、「今からやっつけます」等と発言する人にも違和感を覚えるそうです。
除霊や霊視は、霊体に対して喧嘩を売っているわけではありませんし、相手に対する敬意がないからです。
このような発言をする人は、自分が強い霊力を持っているのだと表現(誇示)したいだけなのではないか、とのことでした。
まとめ
私個人の意見ですが、本物の霊視をする人達は、積極的にお金を取らない道を選んでいるように思います。
人に道を聞かれた時、いちいちお金をとらないのと同じで、アドバイスをしてあげる感覚で能力を使われているように感じます。
勿論、時間や労力のかかる作業については、依頼する側が配慮してお支払いすべきだとは思いますが、本物かどうかは能力者の姿勢(料金スタイル)から判断できると思うのです。
金儲けで霊視をしている人達は、所詮は占いの域を超えないレベルだと思います。
スピリチュアルや占いのブームが起こると、能力者を語る偽物も増えます。
最近は、YouTubeで心霊系の番組が増え、人気が高いようですが、この中にも多くの偽物が存在しているはずです。
勿論、本物の能力者が配信するケースもあるでしょうが、お金の匂いがする番組には注意が必要かもしれませんね。
本当の能力者には常に真剣な依頼があり、何かを販売する必要もないでしょう。
それに、誤解を招くような販売行為を避けるのではないかと思います。
私の知る先生も、相手から勝手にお礼が支払われることはあっても、先生から値段を提示されるのを見たことがありません。
本来、何か依頼者側に明確な変化が起こったり、問題が解決した時に、適切な謝礼をすれば良いのだと思います。
最初から値段が決まっている場合、完全に商売であって人助けではありませんよね。
私は、それぞれの経済力に合わせ、いただいた能力への感謝を示すのが本来の姿なのではないかと思っています。
頼った側は、無料で利用して済ませるのではなく、きちんと自分なりのお礼をすることが大切ではないかと思うので、私は先生に対してそう接しています。
間違った助言(占い)や霊視が人の人生を変えることもあると思います。
この記事を参考に、本物を見極めていただければ幸いです。