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金魚の病気(松かさ病)の回復記録

 

金魚の病気には色々な種類がありますが、その中でも「転覆病」と「松かさ病」は、発症率が高い病気として知られています。

どちらも完治させることが難しいと言われますが、ほぼ元通りの状態まで回復するケースもあります。

私が飼育している金魚でも、同様に回復した例がありましたので、回復までの経緯等をご紹介したいと思います。

 

松かさ病の発症原因

松かさ病」は、魚の鱗が松ぼっくりのように逆立つ症状が出る病気で、立鱗病(りつりんびょう)とも呼ばれます。

正確には、鱗が逆立つ病気ではなく、金魚の体が膨れ上がることによって立鱗が起こっているのだそうです。

 

この原因は、肝臓の機能不全によるものだと言われています。

肝臓は、水の排出や、血液を作る機能を持っていますので、機能低下によって水膨れ状態になるわけです。

 

最終的には、機能不全の影響が内臓にまで影響し、回復不可能な状態になり、死んでしまいます。

水質の悪化が原因となるケースが大半だと思いますが、詳しい事は解明されておらず、有識者の推奨する対処法が広まっているのが現状です。

 

「エロモナス菌」という病原菌の感染が原因として有力視されていますが、この細菌に感染しなくても発病することがあり、単純に水質の悪化だけでも発症すると考えておくのが良いでしょう。

 

この為、予防のための水替えと、早く見つけることが最善の対策と考えられています。

日々の観察とメンテナンスが肝心ですので、注意して飼育してあげましょう。

 

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我が家のケース

ある時期、仕事が忙しくなってしまい、水替えが少し遅れてしまった事がありました。

金魚の様子が変わっていなかったので、「週末まで待ってね」と思いつつ、少しだけ水を足す程度でつないでいました。

 

すると、その数日後に、金魚のお腹の片方(一部分だけ)がトゲトゲしているように見えました。

金魚の松かさ病は、片方だけ腫れることが多いそうです。

 

数日前から、糞が普段より少し黒っぽい色になっていたので、気にはなっていましたが、様子を見る事にしていました。

しかし、これらが立鱗の初期症状だったわけです。

 

毎日、水を足した為、水質調整液(麦飯石溶液)が希釈され、よけいに環境が悪くなっていたのかもしれません。

慌てて、水を半分替えましたが、あまり症状は改善されませんでした。

 

症状の悪化

この病気は、たった1日で急激に悪くなることも多いようです。

我が家の金魚も翌日には体全体に立鱗症状が広がり、風船のように膨れ上がっていました。

 

初期段階では食欲もあり、泳ぎ方も多少鈍くなる程度ですが、病状が進むとあまり動かず、水槽の底でじっとしている時間が多くなります。

これくらい悪化した状況では、目の周辺がゼリー状に膨らんで、少し飛び出してきます。

 

弱っている時に水を全替えすると魚への負担が大きいと言われているので、半分替えを毎日繰り返しました。

水を替えてあげると、一時的に動きが良くなるように見えましたが、膨らんだ体に変化は見られませんでした。

 

私が行った対処

立鱗から2日後、ウロコの開き方が大きくなり、排泄が止まりました。

体の粘膜にも少し異常が出ている様子で、糸状のものが少し付着していました。

 

便秘で排泄物などの腐敗が進行し、細菌が増殖する可能性がありますし、症状が明らかに悪化していると感じました。

そこで、思い切って水を全て入れ替え、水位を下げてあげました。

 

入れ替えの際には、雑菌などを落とすように、綺麗に水槽を洗います。

新しい水には、ソネケミファ 麦飯石濃縮液を入れ、水中でミネラルをとれるようにしました。

 

塩は入れなかった

WEB上の対処法の紹介では、塩を使った治療をよく見かけます。

しかし、私はこの方法を採用しませんでした。

 

塩分濃度によって、金魚自体の自然治癒力が高まる保証はないので、まずは自然な流れで移行したいと思いました。

何よりも、まずは水質にこだわってみようと考えたわけです。

 

飼育水に適切な量の塩を入れることにより体内に水が入ることを防ぎ、金魚の肝臓にかかる負担を和らげることができると考えられていますが、これは理論上の話です。

 

そもそも、金魚はフナを改良して人工的に生み出された魚ですよね。

本来、淡水魚が塩分のある環境下に置かれることはないでしょう。

ですから、まずは自力で治癒できる遺伝子を備えている可能性に賭けてみました。

 

薬も使わなかった

感染症の治療には、「エルバージュエース」や「グリーンFゴールド」などの細菌性感染症の治療に効果を発揮する薬を用いて薬浴を行うのが良いとされています。

しかし、私はこれも行いませんでした。

 

大事な金魚だからこそ、自分の判断ミスで命を落とさせる事だけはしたくありませんでした。

人間の場合でも、間違った投薬治療は、状況を悪化させますよね。

状況的に、水質が原因だと思ったので、薬を使わないリスクよりも、使うリスクの方が高いと感じました。

 

水替え後の変化

水替えは、3日間連続で全替えを行い、必ず麦飯石溶液を入れるようにしました。

金魚は、水替えの度に元気が良くなっていく様子で、立鱗も少しづつ落ち着いてきました。

 

2日目の水替え時には、片方の一部を除いてはほぼ元通りになったのです。

水温を20~22度くらいに保ち、餌はかなり少なめに粉状のものを与えました。

 

糞が正常に戻り、3日後には見た目には全快したように見えました。

実際には、内臓等へのダメージが残っている可能性がありますので、しばらくは水質をいつも以上に綺麗に管理し続けていきました。

 

松かさ病は再発しやすい

症状が治まり、1週間くらいは毎日のように水を半分替えてあげ、水質を保つ意識を高めていました。

結果、元気に泳いでいたのですが、ほんの少し水が汚れると、調子が悪くなる様子でした。

 

動きが鈍くなり、便が細くなってきたので、治療法を変えることに。

ミネラルの多い、ヒマラヤ岩塩という塩を使い、塩分濃度を高めました。

 

また、塩と一緒にお茶を薄めて入れると良いという情報を聞き、「これなら害がなさそう」と思って試しました。

金魚は、水中のコケ等も食べるので、お茶も希釈すれば問題ないようです。

 

殺菌効果があるのかは不明ですが、明らかに元気になったので、塩によって呼吸が楽になったのかもしれません。

とにかく、悪化している様子は全くなく、その後の経過も良かったです。

 

ミネラルを含む溶液等と組み合わせて、上手く対処すれば、回復してくれる個体もいますので、最後まで諦めずに治療を進めてあげましょう。

 

 

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まとめ

松かさ病(立鱗病)の気配を感じたら、とにかく早めに水替えを行ってみてください。

そして、水質の変化による負担を軽減させる為、麦飯石溶液を入れてあげましょう。

綺麗な水を毎日入れ替えれば、環境はそれほど変わらないまま水が綺麗に保てます。

これを数日繰り返すことで、ある程度回復するケースがあるはずです。

それでもダメな場合には、薬浴等を検討すると良いのではないでしょうか。

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