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アスペルガーの人にある7つの特徴

あなたの身近にアスペルガー症候群(学習障害・発達障害)なのではないかと感じる人がいたら、この記事にあるような行動やミスがないか、注意深く観察してあげてください。

アスペルガーの人達には、とても苦手な思考があり、多くのケースに共通する事象が存在します。

知能や言語には大きな遅れがない為、一見して普通の人ですが、実は少し人とは違う思考をしています。

この記事では、アスペルガーの対処法ではなく、それを判別するためのヒントや特徴について、具体的な事例でご紹介します。

 

1.会話が噛み合わない

アスペルガーの人との会話では、こちらの質問に対する答えが正しく返って来ない事が多いです。

 

例えば、アスペルガーの人に「ここにいたら邪魔ですか?」と聞いたとします。

すると、「車が何台も通ります」等と答えます。

 

先に「邪魔」又は「邪魔ではない」という返事をせず、頭にイメージした状況説明をしている感じがしますよね。

このように、第三者からすれば、違う質問に答えているように感じる返事をしてきます。

 

つまり、『質問を正しく受け取ることができない』という特徴があるわけです。

状況把握をして、相手の気持ちを察するという事ができていないのですが、当人は意味を分かっているつもりでいます。

 

「この人、違う質問に答えているみたい・・」と感じたら、要注意です。

 

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2.質問を質問で返す

アスペルガーの人は、こちらの質問に対して、違う質問で返してくることも多々あります。

例えば、先程と同じ状況で「ここにいたら邪魔ですか?」と聞いたとします。

 

この質問に対して、「どこの人ですか?」とか、「何をしているの?」等と自分の疑問をぶつけてきて、会話がおかしくなるのです。

 

アスペルガーの人は、元々状況がうまく把握できないので、相手の質問によって不安が強まる事が多いようです。

この為、質問に対する返事より先に、分からない部分に反応することがあります。

 

しかし、質問を質問で返す人は、アスペルガーではない人にもいますよね?

でも、この場合には、「相手の質問に正確に答えるため」の質問だと思います。

 

例えば、先程の「ここにいたら邪魔ですか?」に対して、「どのくらいの時間ですか?」等と聞くケースです。

アスペルガーの人の質問は、明らかにこのような質問とは性質が違います。

 

ですから、相手への配慮レベルを観察すると良いと思います。

こちらの質問に対して、「その前に、お聞きしてもいいですか?」等と、相手の気持ちを配慮する言葉を発する場合、その人はアスペルガーではありません。

 

何故なら、アスペルガーの人は、『相手に対して何が失礼なのか感じられない』という傾向が強いからです。

判別の際には、「相手の気分を害さないための配慮が見当たらない」という点に着目してください。

 

3.タイミングが悪い

アスペルガーの人には、「何故、今それをやるの?」という行動が目立ちます。

要するに、行動するタイミングが悪いことが多いわけです。

 

例えば、雨が降りそうな日に、わざわざシーツ等の大きな洗濯物をするといった行動です。

どう考えても優先順位がおかしいでしょ」と思うような奇妙な行動も多いです。

 

この原因は、複合的な要素が介在すると思いますが、基本的には論理的・計画的な思考をしないことが大きいと感じます。

 

その瞬間を生きている感じで、前後に起きた事との関連性が薄いのです。

ですから、瞬間的な判断で焦ってしまい、変な行動をとることもよくあります。

 

例えば、曇りの日に、ふとこう思ったりするのです。

今のうちに洗濯しないと!

 

普通は、「雨が降る可能性が高い」という要素を重要視するのですが、思考の時間軸が瞬間的なのだと思います。

この為、「雨が降る前に干してしまおう!」という行動をとります。

 

ですから、色々なシーンでタイミング(行動判断)が悪くなるわけです。

このタイミングの悪さは、誰かに怒られた際にも露呈することが多いです。

 

普通なら、落ち込んだり、反省の色を見せる場面で、テレビを観て大笑いし始めたりするのです。

過去にこっぴどく怒られた事でも、平気な顔で同じ事をしたりもします。

 

頭の中では、無意識に「過去の行動と繋がらない」・「相手の気持ちを察する能力が低い」という事が起きているので、第三者から見ると、信じられないくらい空気の読めない人物に見えるのです。

 

4.人の話に割りこんでくる

誰かがメインスピーカーとして話をしている時、「今は発言してはいけない雰囲気」というものがありますよね。

つまり、遮ることで話の腰を折ってしまう場面や、失礼に当たるタイミングです。

 

アスペルガーの人達は、耳に入ってきた言葉に反応してしまう傾向があります。

この為、その瞬間に思い付いたことを話し始めます。

 

この結果、「今そんな話はしていないでしょ」と不快に思われる状況が頻繁に起こります。

つまり、『相手の気持ちを想像、又は察することが出来ない』という事なのです。

 

自分の話したい事だけを一方的に話しているように感じる人は、ちょっと可能性を疑ってみる必要があると思います。

 

5.物忘れと変な言い訳

アスペルガーの人は、特殊な記憶力がある人がいる一方で、物忘れが多いという傾向もあります。

ここでいう「物忘れ」は、普通のパターンとは少しメカニズムが異なります。

 

具体的には、『いつでもできる状況で、物事を後回しにする』という傾向があり、そのせいで結果的に忘れていくのです。

記憶力の問題というよりは、思考傾向の方に原因があるように感じます。

 

「忘れないように今のうちにやっておこう」とか、「書き留めておこう」といった予防的な行動計画が無いので、単純に後回しにしてそのまま時だけが過ぎてしまうわけです。

 

書き留めて実行しようとしても、その書き留めた紙を見ないとか、書き留めた事を確認することを後回しにしますので、結果は同じことになりがちです。

 

約束をしていた大事な事でも、同じように後回しにする傾向があります。

そして、「なんでやらなかったのか」と怒られると、「やろうと思ってはいた」等と妙な言い訳をします。

 

当人からすれば、「やろうと思っていた保留中な状態」という感覚なので、ミスをしたと言われてもピンときていません。

このような思考回路なので、相手にとっては気持ちを逆撫でされるような言い訳に聞こえることもしばしばです。

 

物忘れと、怒られた時の変な言い訳は、アスペルガーであるかを判断する材料として有力です。

 

怒られた後の態度

アスペルガー(発達障害)の人は、『さっき起きた事と、目の前にある状況が関連付けられない』という事が起こりやすいので、怒られた後の態度にも共通した特徴があります。

 

例えば、何かでひどく怒られたら、落ち込んでしまうものですよね。

反省の気持ちが強ければ、尚の事だと思います。

 

そんな時には、普通なら笑えるような事が起きても、笑う気になれなかったりするものです。

これは、私たちの頭の中で「今は笑う気分じゃない」とか、「笑っていられる立場じゃない」等といった『自分の責任』と結びつける思考があるからです。

 

そして、今目の前で起こっている事柄と、「さっき怒られたばかり」という事実を無意識に関連付けているのです。

 

ところが、アスペルガーの場合、2つの事柄が上手く繋がりません。

どこかに怒られた後の嫌な感覚は残りつつも、目の前で起こった「面白い事」には関連付けて思考しません。

 

この結果、「大笑いする」という反応をしたりするのです。

第三者からは、全く反省していないように見えるので、ミスコミュニケーションが起こります。

 

この為、「偉い人が話をしているのに緊張感がない」とか、「お葬式の最中に居眠りをする」といった、普通なら考えられないような行動が起こりやすくなるわけです。

 

6.関連性が分からない

関連性の欠如」については、アスペルガーの最大の特徴と言っても良いと思います。

アスペルガーの人は、ある物事の前後を関連付けて考えるということが苦手です。

 

例えば、「郵便物を出しておいて」という用事を頼んで、少し後から「明日までにお願いね」と条件が追加された場合、うまく情報が繋がりません。

 

普通は、頭の中で「明日まで郵便物を出す約束をした」と情報が整理されますよね。

ところが、アスペルガーの人は、「郵便を出さなければいけない」という情報が強いままなのです。

 

後から入ってきた「明日までにお願いね」という情報については、お願いされた感覚はあるものの、「郵便」との関連を整理する精度が低いのです。

結果、後回しにして期限を守れない、という事態になりやすいわけです。

 

当然、「明日までに出してって言ったでしょ」と怒られます。

すると、「郵便は今日出したのに」等と不服そうな態度をする、といった具合です。

 

アスペルガーの人は、「後でやるつもりなので、忘れたわけではない」という事実と、「期限までにできなかった」という事実が瞬時には関連付けられない傾向があります。

 

この2つを結び付けられれば、「後でやるつもりでも、期限が守れなかった私が悪い」という結論に達するはずです。

この関連付けができないのですから、自分の反省点もなかなか見えませんよね。

 

ですから、「なんでこんなに怒られるのだろう」等と感じていたりします。

下手をすると、「今日は機嫌でも悪かったのかな」等と感じているわけです。

 

第三者からすれば、怒られて当然の事をしているのですが、本人はその真意が見えないのでコミュニケーションが困難になりやすいのです。

 

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7.例え話がわからない

相手が深く理解できていない様子を感じた時、私達は「例え話」で説明しようとすることがあります。

より具体的なケースや、分かり易いエピソードで趣旨を伝えようとしますよね。

 

しかし、アスペルガーの人にとっては、「例え話」は少しも分かり易い話ではありません。

むしろ、余計に理解が出来なくなる事さえあり、効果は期待できません。

 

そもそも、今起きた事と、違う場所で起きた出来事を関連付けるということが難しいのです。

別の話は単体としてしか聞こえてこないので、「なんで急に関係ない話をし始めたのかな」等と感じるのだと思います。

 

関係あるのか、ないのかがわからない人に、例え話をしても意味がありませんよね。

簡単に言えば、アスペルガーの人は「~ということは」という類推思考が苦手という事です。

 

例えば、以下のような思考は苦手だという事になります。

  • 「曇っている」ということは、「雨が降りやすい」
  • 「明日まで」ということは、「今日中にやったほうがいい」
  • 「同じミスをする」ということは、「ミスの原因を理解していない」
  • 「病気」ということは、「体調が悪い」

 

これを、アスペルガーの人の思考に当てはめると、以下のようなイメージです。

  • 「曇っている」ということは、「天気がよくない」・「やだな」等
  • 「明日まで」ということは、明日やろう」・「明日か
  • 「同じミスをする」ということは、気を付けよう」・「たまたま失敗した
  • 「病気」ということは、風邪をひいた」・「入院

 

このように、関連性がピッタリといかない思考をしています。

場合によっては、もっと突拍子もないことを考えていることもあります。

 

アスペルガーの就職・転職活動

あなた自身がアスペルガーの疑いがある場合や、知人や家族にアスペルガーの人がいる場合、仕事上で上手くいかない部分が出てくることも多いと思います。

 

職種や仕事内容等においても、選択肢が少なく感じるはずです。

自分でも「できそう」と思えることが少ないかもしれません。

 

また、自分ではできているつもりでも、周囲から怒られることが多いといった事も起きやすいです。

就職や転職で悩みがある人は、アスペルガーの就職支援をしている発達障害専門の就労移行支援【リンクビー】へ相談してみると良いかもしれません。

 

このような就労支援サービスがあることを知らない人も多いと思います。

見学の際は、家族の方がサポートして進めてあげると良いと思います。



まとめ

今回は、アスペルガーの判別について、一般的に紹介されるものよりも少し具体的な事例で説明してみました。

身近な人達の中に、今回ご紹介したような7つの特徴を感じる人がいる場合は、「対処法」や「付き合い方」について学んでみると良いと思います。

共通点として、「繋げる」という思考が苦手である事が根本にあります。

理解が難しい部分もあると思いますが、多数派が寄り添ってあげるしかありませんよね。

彼等の人間性が悪いわけではないという事を忘れてはいけないと思います。

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