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富裕層からの投資話は詐欺の可能性あり!?

新事業への出資や、配当を高く見せた投資先への出資をさせる詐欺は、以前から存在していました。

しかし、最近では、この形態が更に巧妙化しているようです。

この記事では、見抜くことが不可能とさえ思うような手口について、シェアしておきます。

この記事を読んで、詐欺にかかる人が少しでも減れば幸いです。

 

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富裕層を利用した詐欺

皆さんが詐欺師の立場だったとしたら、どんな人からお金を騙し取れば効率が良いと考えるでしょうか。

その答えを簡単に表現すると、「お金持ち」ということになります。

そもそも、お金の無い人からは、お金を奪いようがないわけです。

 

そこで、次のステップとして、「お金持ちに近づく」とか、「お金持ちを信用させる」というプロセスが必要になります。

これを実現させるために生まれたのが、【富裕層になりすます】というスタイルの詐欺です。

 

例えば、とてつもない資産家が「私の出資する会社があるので、よかったら一緒に儲けますか?」等と話を持ちかけてきたら、信用してしまう人もいるのではないでしょうか。

内容的には、5Gの新サービスや、コロナウイルスでの新需要等のように、その時代を先取りした事業で、いかにも儲かりそうな話です。

 

これをもっと狡猾にした詐欺が、本当の富裕層と協力した詐欺です。

自らが富裕層であるかのように装っている場合、その嘘を見抜く手段は存在しているはずです。

 

しかし、本物の富裕層と結託されてしまえば、どう調べても本物でしかないのです。

恐ろしい手口だと思いませんか?

 

新しい詐欺手口

土地や収益物件等、数十億円の資産を持つ人がいたとします。

実際に資産を持っている為、紛れもない「お金持ち」です。

 

このような人物Aさんに、新事業の出資者を募る活動に協力してもらうとします。

Aさんには、出資者を1人集めるだけで300万円の報酬が支払われ、更に事業が成功したあかつきには、配当まで支払われるという条件です。

 

Aさんも資産家ですから、お金には敏感な人です。

Aさんには何のリスクもない話ですし、Aさんには紹介できる経営者等もたくさんいます。

 

人によっては、「Aさんからの話を断れない」という立場の人もいるでしょうし、全面的に信頼している人さえいると思います。

 

Aさんは、お金に困っているわけではないので、積極的な営業はしません。

しかし、知人との会食の席などで「興味があれば声をかけて」という程度でアウトプットするだけで、針にかかる相手は出てくる可能性があります。

 

投資の条件が功名

投資条件は、1口500万円から1000万円程度で設定されます。

富裕層同士の繋がりを利用する為、この程度なら損をしても痛みは軽い人達が相手です。

 

万が一、事業が失敗した場合でも、出資金の20%は返還されます。

そして、話を持ちかけたAさんには、集まった出資者達に対してこう言ってもらいます。

 

私から話を振っている責任があるので、万が一の時は、私からも20%身銭で返還しますよ

つまり、出資者は、500万円の投資をし、事業が失敗したとしても必ず200万円は戻ってくるという条件になります。

 

これでもAには利益が残るので、別に困る話ではありません。

Aが善人ならば、300万円を全て出資者に返すこともあるでしょう。

 

詐欺師側としては、Aさんの信用を落とさないように、このような前提条件で話を進めましょうと持ちかけています。

Aさんとしては、自分が損することは無い話ですし、自分も投資すれば信用を保てます。

しかも、事業が成功すれば、皆がハッピーな話ですから、詐欺とは知らずに広告塔となっていくわけです。

 

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投資後の仕組み

仮に、Aさんの話を信じて1口500万円の出資をする人が5人集まったとしましょう。

元締め(詐欺師)は、出資者の紹介報酬としてAさんに1500万円を支払います。(300万円×5人)

 

詐欺師は、残った1000万円を手にすることになりますが、これを「次のステップ」へと利用していきます。

詐欺師側は、これを元手に、本当に事業を始めることもあれば、何もしないという選択もできる状況にあります。

 

出資者達に対しては、事業が失敗した場合でも、何か正当な理由をつけて100万円だけ返還すれば良いのです。

詐欺師から100万円、Aさんから100万円を戻された出資者達は、落胆はするものの、Aさんへの感謝が芽生えるでしょう。

 

出資者達は、Aさんも損をしていると思っているわけですが、Aは損することがなく、詐欺師は何もせずに1名につき100万円利益を得ている状態です。

Aは、自分が詐欺に加担している事さえ気付いていない場合もあるわけです。

 

実際に儲かる体験をさせる

詐欺師は、Aさんに対して、出資者達に利益(紹介料)を返還することを勧めます。

但し、Aさんの信頼を取り戻すために最大の効果を生む返還方法で行いましょうと持ちかけます。

 

例えば、前回の穴埋めとして、Aさんが全額補償することを前提に100万円を預かり、3倍にして返すといった事をします。

こうすると、Aさんのおかげで損失が穴埋めされ、損害が少なくなった感謝が生まれます。

 

元々、500万円の損失が許容できるような人達なので、100万円程度の損で良かったと感じるでしょう。

むしろ、富裕層は、Aさんとの繋がりに100万円以上の価値を見出しているケースが多いのです。

 

自分で稼ぐことが大事

自分のやりたい事でお金を稼ぎ、そのプロセスや実績を認められることを目指すのが起業です。

経営者とは、元々はこのような信念を持っている人達のはずですが、お金に余裕が出てくると、「楽してもっと増やしたい」という欲が出てくる人もいます。

 

もし、500万円の余剰資金があるのなら、自分の努力と方法論でこれを使うのが一番ですよね。

それができる力があるからこそ、事業で成功して余剰資金をつくれたわけですから。

優れた成功者であれば、本来、わざわざ人に託して配当を得る必要は無いのです。

 

まとめ

全ての詐欺は、「儲けたい」とか「お金が欲しい」という欲を利用しています。

つまり、お金に対する欲求が強い人程、騙されやすいということです。

楽に儲けられそうな話には手を出さず、基本的には自分の事業で稼ぐという気持ちが、最強かつ唯一の対策ですね。

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